7️⃣これからの時短コスパAI仕事術―昭和・令和・未来のビジネス《7章》

2026.05.18

仕事術

7️⃣これからの時短コスパAI仕事術―昭和・令和・未来のビジネス《7章》

富士 翔大郎
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

ロジックツリーで問題を分解すると、会議は激減する 会社で会議が長くなるとき、たいてい最初に出てくる言葉は曖昧だ。 「売上が悪い」 「人手が足りない」 「業務が回らない」 「クレームが増えている」 「現場が疲弊している」 「なぜか進まない」 こういう言葉は、現場感としては正しい。 でも、そのままでは仕事が進みにくい。

これだけで、議論はかなり変わる。


「売上が悪いから何か考えよう」
ではなく、
「今日はまず客数と伝え方の枝を重点的に見よう」
という会議に変えられる。

つまりロジックツリーは、
問題の曖昧さを減らし、会議の焦点をつくる。

ロジックツリーがあると、責任の押しつけ合いが減る


会議が重くなる原因のひとつに、
責任の所在をめぐる空気がある。

営業の問題か。
販促の問題か。
商品部の問題か。
現場運用の問題か。

問題が曖昧なままだと、人は無意識に防御的になる。
自分の責任にされたくないからだ。

だがロジックツリーがあると、少し空気が変わる。

なぜなら、議論の対象が
「誰が悪いか」
ではなく、
「どの枝に課題があるか」
になるからだ。

これはかなり大きい。

問題の構造が見えると、
人は自分を守ることより、
どこに手を打つべきかに意識を向けやすくなる。

つまりロジックツリーは、
感情のぶつかり合いを減らし、
仕事を構造に戻す効果もある。

ロジックツリーは、売上以外の問題にも強い


このフレームワークが強いのは、売上だけではない。

たとえば、

* 人手不足
* 離職増加
* クレーム増加
* 業務遅延
* プロジェクト停滞
* 会議過多
* 承認が遅い

こうした問題にも使える。

たとえば「人手不足」と言っても、

* 採用数が足りないのか
* 定着率が低いのか
* 業務量が多すぎるのか
* 配置が偏っているのか
* 教育コストが高すぎるのか

に分けられる。

「会議が多い」も同じだ。

* 情報共有のための会議が多いのか
* 意思決定の前整理が足りないのか
* 参加者が多すぎるのか
* 会議後の宿題整理が弱いのか

こうして分解すると、
ただの不満だったものが、
改善可能な論点に変わる。

私はここに、ロジックツリーの本当の実務価値があると思っている。

問題を分解できる人は、仕事のレベルが一段上がる


仕事ができる人というと、
解決策をたくさん出せる人を想像しがちだ。

でも実は、その前にもっと大事な力がある。

それは、
問題を適切に分解できる力
だ。

問題が雑なままだと、解決策も雑になる。
問題が曖昧なままだと、議論も曖昧になる。

逆に、問題を分けられる人は強い。

何が大きなテーマで、
何が枝で、
何がいま見るべき論点で、
何が後回しでいいのか。

これが見えるだけで、
会議は短くなる。
依頼は明確になる。
優先順位もつけやすくなる。

そしてAIがある今は、この力を補助できる。
つまり、問題分解は一部の地頭がいい人だけの技術ではなくなる。

ここが大きい。

ロジックツリーで会話する会社は、ムダに悩まない


私は、これから強い会社は、
悩まない会社ではなく、
悩み方が上手い会社
だと思っている。

問題が出ること自体は避けられない。
だが、その問題をそのまま大きな言葉で抱え込む会社は重くなる。

一方で、問題を分ける会社は強い。

売上不振なら分ける。
人手不足なら分ける。
会議過多なら分ける。
業務停滞なら分ける。

そしてAIでそのたたき台をつくる。
そのうえで必要な対話だけする。

この流れができると、
会社はムダに悩まなくなる。
悩みを構造に変えられるからだ。

私は、これがAI時代の非常に大きな差になると思っている。

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富士 翔大郎

人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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