心理的安全性は「優しさ」ではありません――育て方を間違えると、逆に弱くなります

2026.05.13

組織・人材

心理的安全性は「優しさ」ではありません――育て方を間違えると、逆に弱くなります

齋藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

心理的安全性は、“優しさ”ではありません。 そして、先に完成している“土台”でもありません。 心理的安全性は、チームが学習し、挑戦し、成長していく過程で「育つもの」です。 だから順番を間違えると、こうなります。

「心理的安全性を高めよう」
この言葉が広まってから、現場は少しだけ生きやすくなりました。
一方で、別の苦しさも増えています。

本音を言いづらい。注意しづらい。踏み込みづらい。
「嫌われたくない」「波風を立てたくない」
その結果、空気は優しく見えるのに、チームは弱くなる。
新人は守られているのに、育たない。
そんな現象が、実際に起きています。

ここで、はっきり整理しておきたいことがあります。
心理的安全性は、“優しさ”ではありません。
そして、先に完成している“土台”でもありません。
心理的安全性は、チームが学習し、挑戦し、成長していく過程で「育つもの」です。

だから順番を間違えると、こうなります。

  • 何も言えない
  • 何も変わらない
  • 誰も挑戦しない
  • でも表面は平和
    これは安全ではなく、停滞です。泥舟の静けさであり仲良しクラブの量産化です。
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齋藤 秀樹

株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。

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