仕事の進め方は、これから大きく変わる。 私はそう思っている。 しかもこれは、単にAIで作業が楽になるという話ではない。 文章が速く書けるとか、議事録が自動化できるとか、そういう便利さだけの話ではない。
第1章
昭和の会社は会議する。ミライの会社はSWOTで会話する
仕事の進め方は、これから大きく変わる。
私はそう思っている。
しかもこれは、単にAIで作業が楽になるという話ではない。
文章が速く書けるとか、議事録が自動化できるとか、そういう便利さだけの話ではない。
もっと本質的な変化が起きる。
それは、仕事は「集まって話しながら整理するもの」から、「AIで整理してから必要な対話だけするもの」へ変わるということだ。
この変化を、私はこう言いたい。
昭和の会社は会議する。
ミライの会社はSWOTで会話する。
これは少し極端に聞こえるかもしれない。
だが、私はかなり本質を突いていると思っている。
昭和の会社は、まず会議をする
たとえば、こんな場面がある。
自社の取扱商品をもっと売りたい。
だから販促部門や営業支援部門に協力してほしい。
あるいは別の部署に、企画や告知や販路の相談をしたい。
このとき、従来の会社ではどうするか。
まず「打ち合わせしましょう」になる。
関係者の日程を合わせる。
会議室を押さえる。
オンライン会議ならURLを発行する。
そして時間になったら集まり、背景説明から始める。
「今回相談したいのはこの商品で……」
「現状はこうで……」
「市場としてはこういう動きがあって……」
「競合はたぶんこうで……」
「なのでご支援いただけないかと……」
こういう会話をしながら、論点をつくっていく。
これはこれで自然なやり方だった。
AIがなかった時代には、会話の中で整理していくしかなかったからだ。
でも、このやり方には大きな弱点がある。
整理されていないものを、人を集めて整理しているのである。
つまり会議のかなりの時間は、本当の意思決定ではなく、背景共有と認識合わせに使われている。
会議が長くなるのは、話が下手だからではない。
最初から地図がないまま集まるからだ。
令和の会社は、会議の代わりにチャットする
令和になって、仕事の進め方はかなり変わった。
メール、チャット、オンライン会議、共同編集資料。
物理的に同じ場所にいなくても、仕事が進められるようになった。
これは大きな進化だった。
わざわざ全員が会議室に集まらなくても、
まず送る、まず共有する、まず読んでもらう、という働き方が広がった。
だが、ここで止まっている会社も多い。
確かに集まらなくはなった。
けれど、送られてくる内容が整理されていない。
長文のチャット。
論点が混ざった依頼文。
背景だけが長く、結論が見えない資料。
読む側に理解の負担を押しつける説明。
これでは、会議がチャットに置き換わっただけで、本質はあまり変わっていない。
つまり令和の会社は、
会わなくなったが、まだ上手に構造化できていない。
ここが次の壁だと思う。
これからの時短コスパAI仕事術―昭和・令和・未来のビジネス
2026.04.25
2026.04.25
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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