上級者のエグゼクティブサマリー

画像: BCcampus_News

事業計画書で最も重要なセクション:エグゼクティブサマリー。 - 初級者でも最低限守るべきこと - 中級者でもよくある間違い - 上級者が使うテクニック をリアルに解説。

エグゼクティブサマリーとは?
エグゼクティブサマリーとは、事業計画書の要約として、短時間でビジネスプランの要点をまとめたページです。

事業計画書の各セクションは以下の通りですが、圧倒的に一番重要なセクションです。多くのベンチャーキャピタルはサマリーだけ読んで、あとの詳細セクションは読みません。

1. エグゼクティブサマリー (Executive Summary)
2. 組織概要 (General Company Description)
3. 商品・サービスの概要 (Products & Services )
4. 市場および競合の分析 (Industry Analysis)
5. マーケティングと販売戦略 (Marketing/Sales Plan)
6. オペレーション計画 (Operational Plan)
7. マネジメントチーム・会社組織 (Management and Organization)
8. スタートアップ戦術 (Startup Tactics)
9. 成長戦略 (Growth Strategy)
10. 出口戦略 (Exit Strategy)
11. 財務計画・資本政策 (Financials)
12. 事業リスク管理 (Risk Management)

初級者でも最低限守るべきこと

■簡潔であること:
 通常はA4で1ページ以内。どんなに長くてもA4で3ページ以内

■エグゼクティブサマリーだけ読んでもこの事業の全体が分かること。

■事業計画の目次にある要素がカバーされていること。
 ※すべてでなくても可

中級者でもよくある間違い

■投資案件としての提案が弱い:
 - 「いつナンボ必要?」
 - 「いつ、どうやって返してくれるの?」
 - 「他の投資商品と比べて、どれくらい儲かるんや?」
 への明確な答えがない。

■「で、何がスゴイの?」への端的な答えが弱い:
 特に、
 - 儲かる仕組
 - 経営者(陣)としての資質

■かっこいいけど定義できないビジネス用語が多すぎる。
 例えば、Web2.0, CGM

■「で、いつできるの?」への答えが弱い:
 - 3ヶ月のマイルストーンが設定されていない。
 - 直近1週間のタスクがすぐに答えられない。

■コトバばかりで現物を見せない:
 - 試作品のデモもない
 - 実際に買った客の声を集めていない

■「すでに走り始めて達成したこと」と「まだこれからやること」の違いをゴマかす。

■相手にお願いする次のアクションが唐突。
 イキナリ「投資してください」よりは「説明のためにお会いしたい」

次のページ上級者が使うテクニック

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