セレブが火付け役のツイッターをビジネス眼で読み解く(前編)

2009.05.07

経営・マネジメント

セレブが火付け役のツイッターをビジネス眼で読み解く(前編)

石塚 しのぶ
ダイナ・サーチ、インク 代表

「セレブも夢中!」と、ハリウッド効果で注目度が急上昇中のソーシャル・メディア・ツール、ツイッター。そのビジネス価値について考察したい。

先日、会社で受け取っているメルマガで、「セレブも熱中する『Twitter(ツイッター)』の魅力とは?」という記事を目にして、「やはり・・・」と思った。

「やはり・・・」というのは、「やはり、セレブが絡むと注目度が圧倒的に増すのだなあ」ということ。アメリカでも、現在巻き起こっているツイッター・ブームに火をつけたのはセレブだったが、これは日本でも然りということか・・・。

「ツイッター」とは、「今、なにしてる?」という質問に答える形で、ユーザーが140字以内のつぶやきを投稿していくソーシャル・ネットワーキング・ツールである。その短さゆえに、「マイクロブログ」などとも呼ばれるが、PCだけではなく、携帯でもメッセージの送受信が気軽にできる、気になるユーザーを登録して、そのユーザーの最新アップデートを自動的に受け取ることができる等、「即時性」「気軽さ」が醍醐味である。

私自身はやっていないが、「ツイッター」をやっている社員にきくと、「持ちつ持たれつ」の原理で、友だちの輪がどんどん広がっていくというのも、ツイッターの面白みであるという。どういうことかというと、「ツイッター」の世界では、登録する人とされる人の関係が、半・相互的であり、「この人に興味ある!」と登録(フォロー)をすれば、その人が登録し返し(フォローバック)してくれる可能性が高い。このようにして、まったくの一般人でも、数百人の登録者を集めるのがさほど難しくないのだということだ。

アメリカでは、ビジネスへのツイッターの応用が昨年の春ごろから注目され始め、私もその動きを追ってきた。しかし、アメリカでも、つい最近まで、ツイッターについて知っているのはIT業界、マーケティング業界関係者、そして、「アーリー・アダプター」と呼ばれる、ソーシャル・メディアに明るい一部の人たちくらいだった。日本ではほとんど知名度ゼロで、講演でツイッターの話を持ち出すたびに、「ぽかん」とした顔をされることが多かった。

それが、つい一カ月くらい前のことだろうか、テレビを見ていたら、セレブが口々に、「ツイッターをやっている」といい始めて、瞬く間に一般の人たちまでがツイッターに関心を持ち始めた。やはり、ハリウッドの威力はすごいのだ。オバマ大統領を差し置いて、登録者100万人を初めて突破したのも、俳優のアシュトン・カッチャーだった。セレブがツイッターを始めると、その日のうちに登録者が一万人くらい簡単についてしまうという。

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石塚 しのぶ

ダイナ・サーチ、インク 代表

南カリフォルニア大学修士課程卒業。米国企業でNASAプロジェクトなどに関わり経験を積んだ後、82年にダイナ・サーチ、インクを設立。以来、ロサンゼルスを拠点に、日米間ビジネスのコンサルティング業に従事している。著書に「アメリカで『小さいのに偉大だ!』といわれる企業の、シンプルで強い戦略」(2016年4月、PHP研究所)、「未来企業は共に夢を見る~コア・バリュー経営~」(2013年3月発売)、「ザッポスの奇跡 改訂版 - アマゾンが屈した史上最強の新経営戦略」、「顧客の時代がやってきた!売れる仕組みに革命が起きる」などがある。

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