7️⃣人を育てるという仕事― 2014年の取材記事から、人材育成の本質を考える ―【第7章】

2026.08.05

組織・人材

7️⃣人を育てるという仕事― 2014年の取材記事から、人材育成の本質を考える ―【第7章】

富士 翔大郎
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

この連載を書いてきた中で、一番誤解されやすい言葉がある。 「OJTが回れば研修はいらない。」 この言葉を初めて聞く人は、おそらく驚くだろう。 教育担当者が「研修はいらない」と言うのだから当然である。 しかし、この言葉ほど私の人材育成に対する考え方を表しているものはない。

「研修だけで人は育たない」

という考え方をお話しした。

12年経った今、その思いはさらに強くなっている。

生成AIは、知識を教えてくれる。

動画教材は何度でも見返せる。

オンライン学習も充実している。

学ぶ環境は、かつてないほど整った。

しかし、

AIは、あなたの挑戦を見守ってはくれない。

AIは、失敗したあなたに「もう一度やってみよう」と声を掛けてはくれない。

その役割は、今も人にしかできない。

だから私は、AI時代になればなるほど、OJTの価値は高まると考えている。



30年以上、人材育成という仕事に携わってきて、私が最後にたどり着いた結論は、とてもシンプルである。

人は、人によって育つ。

制度だけでは育たない。

研修だけでも育たない。

AIだけでも育たない。

人が人を信じ、

挑戦を支え、

成長を喜び合える。

そんな職場があって初めて、人は大きく成長していく。

だから私は今でも、

「OJTが回れば研修はいらない」

と言い続けている。

それは研修を否定する言葉ではない。

人材育成の主役は、いつの時代も現場であり、人である。

その信念を表した言葉なのである。

最終章予告


次回はいよいよ最終章です。

2014年の取材から12年。

人材育成を取り巻く環境は大きく変わりました。

それでも変わらなかったもの、そしてこれから変わっていくもの。

30年以上、人材育成に携わってきた一人の実践者として、最後にお伝えしたいことを書きたいと思います。

https://note.com/bostonmio/n/nc6da55e24939

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富士 翔大郎

人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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