第3章 教育は現場から始まる 教育担当になって間もない頃、私はあることに気づいた。 会議室で考えた研修ほど、現場では役に立たない。
現場との対話を重視
していることを紹介していただいた。
しかし、本当はもっと単純な理由だった。
私は教育担当者として、「答え」を持って現場へ行ったことはない。
いつも「問い」を持って行った。
「何が起きていますか。」
「何が変われば、もっと良くなりますか。」
「私たちにできることはありますか。」
その答えを教えてくれたのは、いつも現場だった。
だから教育は、教育部門から始まるのではない。
現場から始まる。
私は今でもそう信じている。
2026年になり、生成AIは教育の世界を大きく変え始めている。
教材を作ることもできる。
研修資料も作れる。
個人に合わせた学習プランも提案できる。
本当に便利な時代になった。
しかし、AIにできないことが一つある。
現場の空気を感じること。
職場の表情。
沈黙。
迷い。
期待。
そうしたものは、現場へ行かなければ分からない。
だから私は、AI時代になればなるほど、教育担当者は現場へ行くべきだと思っている。
テクノロジーが進化するほど、人と向き合う価値は高まる。
それが、30年以上この仕事を続けてきた私の実感である。
教育は研修室から始まるのではない。
現場から始まる。
その原点だけは、これから先も変わることはないだろう。
次章予告
第4章では、「研修を設計するという仕事」をテーマに、私が研修を一つのイベントではなく、プロジェクトとして設計していた理由についてお話しします。
研修当日だけを成功させるのではなく、その前後を含めて設計することこそ、教育担当者の本当の仕事だと考えていました。
人を育てるという仕事― 2014年の取材記事から、人材育成の本質を考える ―
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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