5️⃣これからの時短コスパAI仕事術―昭和・令和・未来のビジネス《第5章》

2026.05.14

仕事術

5️⃣これからの時短コスパAI仕事術―昭和・令和・未来のビジネス《第5章》

富士 翔大郎
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

5W1HをAIにやらせるだけで、依頼が通る人になる 仕事が止まる理由は、難しい問題が多いからではない。 私はむしろ、基本情報が足りないから止まることのほうが多いと思っている。

AI時代は、雑な依頼をそのまま送る理由がなくなる


昔は、依頼文が多少雑でも仕方なかった。
頭の中ではわかっていても、それを文章にするのが面倒だったからだ。

でも今は違う。

AIにそのまま投げればいい。

たとえば、こう頼めばいい。

「この依頼文を5W1Hが揃う形に整理して」
「抜けている情報も指摘して」
「相手がすぐ動ける依頼文に書き直して」

するとAIは、かなり高い精度で不足を見つけてくれる。

つまりAI時代は、
依頼が雑なまま送られること自体が、かなり減らせる。

ここが大きい。

私はAIを、難しい分析や派手な企画よりも、
こういう日常の“詰まり”をなくすために使うと強いと思っている。

仕事が速い会社というのは、
天才が多い会社ではない。
止まるポイントが少ない会社
である。

5W1Hは、その止まりやすさを減らす。

「わかってくれるはず」が、仕事を遅くする


会社の仕事には、暗黙の了解が多い。

いつものメンバーだからわかるだろう。
この文脈なら察してくれるだろう。
前にもやったから大丈夫だろう。

だが、これが積み重なると危ない。

相手は同じ前提で見ていないかもしれない。
忙しくて文脈を覚えていないかもしれない。
複数案件が並行していて、どの話かわからないかもしれない。

この状態で依頼すると、どうなるか。

確認が来る。
認識がズレる。
戻しが起きる。
結局また説明が必要になる。

つまり、
最初に省いた手間が、あとで何倍にもなって返ってくる。

私は、ここにAIがものすごく効くと思っている。

面倒な整文化をAIに任せれば、
人は最初から通る依頼に近づけられる。

これはかなり実務的な価値だ。

たとえば雑な依頼は、5W1Hでここまで変わる


例を見たほうがわかりやすい。

たとえば営業担当が販促担当に送る依頼が、最初こうだったとする。

「新商品の販促物を急ぎでお願いしたいです。店頭で使うやつです」

これでは、受け手は動きにくい。
ではAIに5W1Hで整理させると、こうなる。

AIで整えた依頼文


Who(誰向けか)
30代〜40代の比較検討層。価格だけでなく品質や安心感を重視する来店客向け。

What(何をしてほしいか)
店頭で使用する新商品の販促POPを作成してほしい。

Why(なぜ必要か)
新商品は品質評価が高い一方で、競合との差が一見で伝わりにくく、現場から説明しづらいという声が出ているため。

When(いつまでか)
来週月曜の店頭展開開始に間に合わせたいので、初稿を今週木曜までに確認したい。

Where(どこで使うか)
家電量販店の売場、および自社店舗の関連棚前で使用予定。

How(どういう方向でか)
高機能感よりも、「失敗しにくい」「長く安心して使える」を伝えるトーンで、短時間で違いがわかる表現を希望。

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富士 翔大郎

人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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