ナレッジバリューの時代をつらつらと考える

2009.04.11

経営・マネジメント

ナレッジバリューの時代をつらつらと考える

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

ナレッジというもののバリューがだいぶ理解される時代になったもんだなあ、と最近しみじみと思います。モノ単体は売れない。そのモノを使うと、何が何にどう変わるの?というところが大事になってきていますよね。今日はそういうお話しをゆるーく捉えるお話しです。

 でも、経営者の感覚という機能を無視して、戦略がどうとか、プランがどうとか、そういうことを語るのはおかしいと思います。

 このお話しは、意思決定の考え方を語る上での前提に近いですよね。

 仮説思考だとか、戦略的思考とか、フェルミ推計だとか。そういうものも、この考え方の枠組みの中で語られていると思います。

 最後は感覚でしか決められない。でもプロセスでは誠意を持ってロジカルに。というところですよね。

 前置きがながーいですね。ごめんなさい。

 で、このモデルで見ると、情報を扱う商売を見てみますと、生データ自体を集め、整理することだけでも価値があった時代があったことがわかりますよね?

 インフォメーションに価値がある時代です。

 ソフト的に言えば、調査会社のデータをまとめたレポートの価値が高かった時代もありましたね。

 ハード的に言えば、データベースを狂ったように導入した時代がありました。

 前にも書きましたが、リクルートさんは求人広告を大量に集め、整理することで急成長しました。

 それが当たり前になると、整理されたインフォメーションを前提として、コンサルティング会社の戦略の立案とかそういうものの価値が高まり、広がる。分析ツールの価値が高まり、広がる。

 調査単体に価値はあまりつかなくなりますね。インフォメーションバリューは相変わらずあるけど、相対的に価値が下がる。

 それはナレッジに価値がある時代です。

 商売では、もはや当たり前にそうなってきてますね。モノを売るんじゃない、ソリューションを売るんだ!コーヒーを売るんじゃない、体験を売るんだ!

 でも、恐ろしいことに、インターネットの普及で、検索エンジンで検索すれば、情報が出てくる。それこそ湯水のように。

 少し手を加えるだけで整理されてしまう。そのうち検索エンジン機能が進化して、欲しい情報が整理されて出てくるようになるのでしょうか。

 「wiki」はインフォメーションが整理されたものですよね。この「インサイトナウ」はその先を行ったナレッジレベルの情報が集められたものなのかもしれません。

 オリジナルでも編集でもいいですが、なんらかの法則が紹介されている、そういう高度な情報が集められていると言えますでしょうか?

 普通のビジネスパーソンにとって、情報があることが当たり前、その情報を整理できて当たり前、そこからどんなナレッジを見出せるのか?の時代になってきてる。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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