人の名前を利用したブランディングの限界

2009.03.05

営業・マーケティング

人の名前を利用したブランディングの限界

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

パーソナルブランディングが提唱されてもうだいぶ時間がたつと思います。他の人の名前を最大限利用するとか、そういうゲリラ的?とも言える主張がなされていますね。でも、そろそろそういうのも厳しいのでは?と思うのです。

 人は、人を判断するとき、見た目と経歴が一番先に来ますよね。あと、実績。

 結局、わかりやすいもので判断するしかないですよ。

 会ってみてもわからんですし。

 もし、肩書きが不安だったら、翻訳書とかでデビューするのが、実績作りにはいいと言いますね。確かに、海外の人で、よくわからないけどすごそうな肩書きの人の本を訳すと、実績になります。

 でもね、そろそろ、人の言っていることを紹介するだけだと、しんどいと思うのです。

 私は、自分の言葉で語りすぎるようです・・・。批判は多々あるでしょう。

 ただ、それがキャラになりますよね。

 そういうのが好きな人は、好きだし、嫌いな人は嫌いです。万人ウケは無理ですよね。

 でも、それこそブランドじゃないですか?自分を例に出してブランドとか言ってしまっています。恐縮ですね。ごめんなさい。

 ただ、誰々はこう言っているというのを、紹介するだけだと、あなたはどう思うの?というお話しになってしまいます。

 いや、当然、こんなものがありますというのを紹介するのが天職の人もいますよ。

 もしそうだったら、こんなものがあります紹介屋さんというラベルを貼ればいいのです。かっこよくエバンジェリストでもいいですよね。

 最近は、Webの世界で発信する自称引きこもりな方々も山ほどいますよね。彼らが書いていることを読むと、意外としっかり勉強していて、論理構成もしっかりしている。

 私のゆるゆるの文章とは大違いです。

 そういう無名の人が「はてな」とかで支持を集めていたりする時代ですよね。

 岡田斗司夫さんが、98年に書いた「まじめな話し」の中で、岡田氏とクリエイターの方との対談がありました。

 これからは1億総クリエーター時代が来るんじゃないか?ということが書いてありました。でも、まだ100年後ぐらいですよ、とありました。

 くそ生意気だった私は、表現者になりたいと思っていました。小説やポエムを書いて生きていこうと思っていた文学青年でした。

 1億総クリエーター時代なんてくるわけがない!いや、みんな表現なんてそんなに簡単にできるわけがない!と捻じ曲がったプライドで思っていました。

 当時はようやく携帯が普及し始め、いや、PHSが主力で、大学ではメールが整備され始めた頃でした。大学でHPを見る時のブラウザもネスケでした。

 それから10年。1億総クリエーター時代はすぐそこでは?と思うぐらいに、みなさん自己表現をされています。私がここで書いているのも自己表現の1つですよね。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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