PDCAをAIで回すと、報告会議は改善会議に変わる 会社には、進捗確認の会議が多い。 「今どうなっていますか」 「どこまで進みましたか」 「課題はありますか」 「次はどうしますか」 こうした会議は必要だ。 仕事を動かしていく以上、状況確認そのものは避けられない。
AI時代のPDCAは、会議の前整理にこそ効く
昔はPDCAというと、書類上は書くけれど、現場ではあまり生きていないことも多かった。
理由は単純で、整理に手間がかかったからだ。
だが今は違う。
進捗メモでも、会議メモでも、チャット履歴でもいい。
AIに渡してこう頼めばいい。
「この案件の状況をPDCAで整理して」
「今どこまでがPlanで、どこからがDoか分けて」
「Checkとして確認すべき数字や事実を整理して」
「次のAct候補も出して」
これだけで、かなり使える整理ができる。
ここで大事なのは、AIに改善案の正解を求めすぎないことだ。
まず必要なのは、
今どこで止まっているのかを見えるようにすること
である。
私はこの前整理が、報告会議の質を大きく変えると思っている。
進捗会議が改善会議にならないのは、「Check」で止まるから
多くの会議は、Checkで終わる。
数字はこうでした。
進捗はここまでです。
現場ではこういう声があります。
競合はこう動いています。
ここまでは出る。
でも、その先の
「では何を変えるか」
まで行かない。
なぜか。
Actに行くための整理が足りないからだ。
私は、ここにAIを入れるとかなり変わると思っている。
たとえば会議前にAIに、
「この進捗報告からAct候補を3つ出して」
「改善余地の大きい点を整理して」
「継続・修正・中止の3パターンで打ち手を並べて」
と頼めばいい。
そうすると会議では、
ゼロから改善策を考える必要がなくなる。
仮説がある。
その仮説を見ながら、やるかどうかを決めればいい。
私は、これがかなり大きいと思っている。
報告会議が重いのは、確認しかしていないからだ。
改善候補まで見えていれば、会議は一段前に進む。
たとえば販促施策の進捗会議はPDCAでこう変わる
例を見たほうがわかりやすい。
ある商品の販促施策を実施したあと、進捗会議をするとする。
従来の会議だと、こうなりやすい。
「販促物は配布しました」
「店舗展開は始まっています」
「売上は微増です」
「現場からは説明しやすくなったという声もあります」
ここで終わると、ただの報告だ。
これをAIでPDCA整理すると、たとえばこうなる。
AIで整理したPDCAメモ
Plan
* 新商品の品質優位を短時間で伝える販促物を作成
* 店頭での比較検討段階で選ばれやすくする
* 初月の売上前年比105%を目標設定
Do
* POPと簡易比較シートを全店配布
* 一部店舗で売場導線も調整
* 営業向け説明トークも共有済み
Check
* 初月売上は前年比102%で目標未達
* 比較シート使用店舗では反応が良い
* ただし売場導線未調整店舗では改善幅が小さい
* 現場からは「価格差理由は伝えやすくなったが、第一印象での訴求はまだ弱い」との声あり
Act
* 比較シートの展開店舗を拡大する
* POPの見出しを“品質”より“失敗しにくさ”訴求へ修正する
* 売場導線改善を優先店舗から再実施する
* EC商品ページにも同じ訴求軸を反映する
これからの時短コスパAI仕事術―昭和・令和・未来のビジネス
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人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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