海外事例に学ぶ──アメリカ・スタートアップのTiger Sessionとの共鳴 メンタリング5.0を語るうえで、忘れてはならないのが「原点」としてのメンタリング1.0です。 制度や仕組みに頼らず、自然発生的に尊敬と信頼の関係から生まれるスタイル。 私は、今もこの1.0こそが自立型人財育成の本質だと考えています。
海外事例に学ぶ──アメリカ・スタートアップのTiger Sessionとの共鳴
メンタリング5.0を語るうえで、忘れてはならないのが「原点」としてのメンタリング1.0です。
制度や仕組みに頼らず、自然発生的に尊敬と信頼の関係から生まれるスタイル。
私は、今もこの1.0こそが自立型人財育成の本質だと考えています。
メンターとは尊敬される存在である
メンターとは、知識を持っている人でも、肩書きがある人でもありません。
**「尊敬される人物」**でなければならないのです。
尊敬があって初めて信頼が生まれ、信頼があって初めて厳しい指摘や叱責が受け入れられる。
よく言われる「尊敬されてから怒れ」とは、この真理を表しています。
Tiger Session──アメリカ流メンタリング1.0の現代版
この「尊敬と信頼に基づく自然発生型メンタリング」の好例が、アメリカのスタートアップ文化にあるTiger Sessionです。
• 壁打ち形式のディスカッション
若手起業家やエンジニアが課題を持ち込み、先輩や投資家と徹底議論する。
• 制度ではなく文化
研修プログラムではなく、尊敬できる先輩が自然に場をつくり、対話をリードする。
• 自立と覚悟を醸成
参加者は肩書きに頼らず、自分の頭で考え抜く。
精神的にも実務的にも自立を促す場となっている。
これは「メンタリング1.0」の現代的な姿であり、制度よりも文化の力が大きいことを示しています。
日本企業への示唆
Tiger Sessionから学べることは明確です。
• 制度に頼るのではなく、尊敬・信頼に基づく場づくりを優先する
• メンターは「任命される役職」ではなく「自然に選ばれる存在」である
• 双方向のやり取りの中で、精神的な自立が育まれる
このエッセンスを日本企業に応用すれば、研修や制度を超えた「文化的メンタリング」を根付かせることができます。
富士翔大郎メソッドとの共鳴
私が提唱するメンタリング5.0は、1.0を否定するものではありません。
むしろ、**「1.0を育てる仕組み」**だと考えています。
• 尊敬される人が自然とメンターになる文化をつくる
• その文化を定着させるためのOSとして研修や仕組みを活用する
• 最終的には「制度がなくても育つ」状態をめざす
つまりメンタリング5.0とは、Tiger Sessionに象徴される1.0型の関係性を、組織に普遍化させる挑戦なのです。
まとめ
• メンターとは「尊敬される存在」であり、尊敬なくして信頼も支援も成立しない。
• Tiger Sessionは、アメリカ・スタートアップにおける自然発生型メンタリングの代表例。
• 制度に依存せず、尊敬と信頼を軸に文化として根づかせることが自立型人財育成の本質。
• 富士翔大郎メソッド=メンタリング5.0は、この1.0型の原点を育て直す普遍メソッドである。
次回はいよいよ最終回。
**「普遍メソッドとしての未来──企業と社会に自立型人財を広げる」**をお届けします。
人材育成
2026.01.18
2026.01.18
シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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