新任リーダー研修──リーダー像のディスラプションとサーバントリーダーシップ ネクストリーダー研修を経て、いよいよ組織の前線に立つ「新任リーダー」たちが誕生します。 しかしここで最大の課題となるのは、「リーダーとは何か」という固定観念を壊すことでした。
新任リーダー研修──リーダー像のディスラプションとサーバントリーダーシップ
ネクストリーダー研修を経て、いよいよ組織の前線に立つ「新任リーダー」たちが誕生します。
しかしここで最大の課題となるのは、「リーダーとは何か」という固定観念を壊すことでした。
旧来のリーダー像の限界
従来の日本企業で求められてきたリーダー像は「先導する人」「強く引っ張る人」でした。
もちろんそれが有効に働いた時代もありましたが、VUCAの時代においては限界を迎えています。
• 自分一人が突出して頑張る
• メンバーに細かく指示を出す
• 組織の成果を「自分が背負う」
この姿勢は短期的には成果を出しても、長期的には組織を疲弊させ、メンバーの成長を妨げる要因となります。
リーダー像のディスラプション
新任リーダー研修で私が仕掛けたのは、**リーダー像のディスラプション(破壊的変革)**です。
外部講師として招いたのは、リーダーシップ論の第一人者である小杉俊哉先生。
先生の提唱する「リーダーシップ2.0」を軸に、リーダーは「前に立つ存在」から「メンバーの可能性を引き出す存在」へとアップデートさせました。
ここで学ぶのは、いわゆるサーバントリーダーシップです。
• 自らが動いて見せるのではなく、支えることで成果を生む
• メンバーに任せ、信じ、必要なときに支援する
• 主役はあくまで「チーム全体」である
この発想の転換は、多くの新任リーダーにとって大きなパラダイムシフトとなりました。
「役職手当がついたのに変わっていない」という現実
もう一つの重要なテーマが「任用後の自覚」です。
役職手当がついたのに、実際の行動が「ただの頑張り屋」の延長にとどまっているケースが少なくありません。
• チームワークを意識できていない
• プロジェクトマネジメント的な役割が果たせない
• 自分が動くことに満足してしまう
研修では、こうした実態を直視させ、「リーダーとして何を変えるべきか」を徹底的に考えさせました。
学びを現場でどう活かすか
研修後のフォローとしては、1on1ミーティングや部下との対話セッションを必須としました。
「任せること」「信じること」がいかに自立型人財を育てるかを、現場で体感させる仕掛けです。
リーダー自身が自立型人財を目指し、その姿を見せることで、メンバーが自然と同じ方向へ成長していく。
これこそが、メンタリング5.0の根幹につながる実践でした。
まとめ
• 新任リーダー研修のゴールは、旧来の「強く引っ張るリーダー像」を壊すこと。
• サーバントリーダーシップを軸に「支えるリーダー」への転換を促した。
• 任用後の自覚を徹底し、ただの「頑張り屋」からチーム全体を育てる存在へ進化させる。
• その実践を支えるのが、1on1や部下との対話というメンタリングである。
次回は、さらに上位層に進んだ段階
「新任課長研修──多重責務と『任せられない病』を超える」を解説します。
人材育成
2025.09.21
2026.01.18
2026.01.18
シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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