「メンタリング5.0─自立型人財育成」【序章】モチベーションもマインドセットもセルフコントロールできる人材が育つ富士翔大郎メソッド

2025.09.20

組織・人材

「メンタリング5.0─自立型人財育成」【序章】モチベーションもマインドセットもセルフコントロールできる人材が育つ富士翔大郎メソッド

富士 翔大郎
シニアインストラクター

「メンタリング5.0─自立型人財育成」【序章】モチベーションもマインドセットもセルフコントロールできる人材が育つ富士翔大郎メソッド

序章

ホスピタリティがビジネスのOS であることで、顧客志向をベースにするのと同様、メンタリングが人材育成のOSとして機能することで、自立型人材育成のコンセプトの上に、人材育成や人材開発の施策が機能すると考えるのが、富士翔大郎式メソッドである。

メンタリング5.0──人財育成の普遍メソッドとしての富士翔大郎メソッド

はじめに

人財育成には、数え切れないほどの研修や制度が存在します。階層別研修、OJT、コーチング、eラーニング…。しかし、私は長年この領域に携わり、はっきりとした結論に至りました。

「人は制度ではなく、人によって育つ」

本書で提唱する「富士翔大郎メソッド」は、その信念を体系化したものです。
言うならば、メンタリング5.0。制度や仕組みに依存せず、組織文化そのものに根付かせる「自立型人財育成の普遍メソッド」です。

その原点には、福島正伸先生から学んだ哲学があります。
先生は「自立型人財」とは、どのような環境下でも自らの能力と可能性を最大限に発揮し、道を切り拓く人材であると説かれました。
そして、その育成の本質を 「見本・信頼・支援」 という三原則にまとめています。

私はこの教えを基盤に、現場での実践を通じて独自の手法へと昇華しました。
ネクストリーダー研修、新任リーダー研修、新任課長研修…。一見するとバラバラに見える施策も、すべてを 「自立型人財育成」 という一本のOSで統一する。
その結果、制度や施策に依存せず、学び合い、支え合い、自ら成長する文化 を組織に根付かせることができたのです。

未来を切り拓くのは、指示を待つ依存型人材ではありません。
自ら考え、学び、支援し合い、挑戦を楽しむ──そんな「自立型人財」です。

この本を手に取ってくださった皆さんが、「制度ではなく文化を育てる」育成のあり方を実践し、組織と社会をより良い方向へ導いてくださることを願ってやみません。

目次
• 第1回 なぜ今「自立型人財育成」が必要なのか
• 第2回 福島正伸先生からの学びと「見本・信頼・支援」の原点
• 第3回 富士翔大郎メソッドの確立──メンタリング5.0とは何か
• 第4回 ネクストリーダー研修──“空白の7年間”を埋める挑戦
• 第5回 新任リーダー研修──リーダー像のディスラプションとサーバントリーダーシップ
• 第6回 新任課長研修──多重責務と「任せられない病」を超える
• 第7回 職場全体で人を育てる──OJT・ファミリー制・メンターカードの実装
• 第8回 制度ではなく文化を育てる──双方向メンタリングと組織変革
• 第9回 海外事例に学ぶ──アメリカ・スタートアップのTiger Sessionとの共鳴
• 第10回 普遍メソッドとしての未来──企業と社会に自立型人財を広げる

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富士 翔大郎

シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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