「やってみなはれ」と「しょうがないさ」。日本社会に育みたい。

2012.05.14

ライフ・ソーシャル

「やってみなはれ」と「しょうがないさ」。日本社会に育みたい。

寺西 隆行
(株)Z会

日本社会に閉塞感を感じていますか?創造が必要だと思いますか? もし、そうならば、是非皆さん自身が、意識してください。 「やってみなはれ」と「しょうがないさ」と言える自分になることを。

そのために、日本社会の体(てい)として、今求められているのは

・行動する人に対し「やってみなはれ」という雰囲気を醸し出すこと

・行動して失敗した人に「しょうがないよ」という雰囲気を醸し出すこと

だと思います。
※「やってみなはれ」は、サントリーの二代目社長・佐治敬三氏が、ビール製造進出を決意する際に、サントリー創業者、鳥井信治郎氏からかけられた言葉です。

上述しましたが、動いたら必ず問題が生じますし、動く前に問題が生じることは予測もできます。
だからといってそこだけつついて「動くな」という雰囲気作りに与する社会になるよりも、問題点はあっても「動け」という雰囲気作りに与する社会になることが前者。
また、動いて、予測以上に問題が発生し、「失敗しました、ごめんなさい」ということがあった場合、「ほらみたことか」という雰囲気作りに与する社会になるよりも、「仕方ないさ」という雰囲気作りに与する社会になることが後者です。

外村氏の言葉を繰り返します。

残念ながら社会がすでにそっちに振れすぎている現状がある以上、私は普段より意識して、多めにみてあげる、猶予をあげる、もう一回チャンスをあげる、というのをみんながやらないと、「振れすぎたふりこを戻す」のは容易ではないと思ってます。

僕一人の言動で社会は変わりません。
でも、もし、この意見に賛同してくださる方がいらっしゃれば、身の周りで起きていることに対し、「やってみなはれ」と「しょうがないよ」と声をかけられる雰囲気で包みこめるよう、少しづつ、できることをやってくださると嬉しく思います。

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寺西 隆行

寺西 隆行

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文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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