第5回:キャリアの選択基準(キャリアデザイン基礎講座)

2010.10.16

ライフ・ソーシャル

第5回:キャリアの選択基準(キャリアデザイン基礎講座)

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

以前別のところで公開したものですが現在閲覧できないため、インサイトナウにて改めて公開します。キャリアデザインの基本的な考え方が理解できます!

第5回 キャリアの選択基準

今回は、あなたが「キャリア」を選択する際に、「拠り所」となる視点についてお話しましょう。まずは、「キャリアとは、いったい何を選択することなのか」という点からご説明しますね。

[キャリアの選択は、横軸と縦軸の組み合わせ]

「キャリア」を選択することは、具体的には、下記2つの軸の組み合わせだと考えるとわかりやすいでしょう。

・どんな職種に就いているか → 縦軸のキャリア
・どんな業界にいるか → 横軸のキャリア

職種とは、企業内では、営業、企画、マーケティング、研究開発、総務、経理など仕事の中身による分類であり、また専門的職業としての、弁護士、検事、公認会計士、税理士、通訳者などのことですね。

一方、業界とは、就職活動の時にやった、いわゆる「業界研究」で対象とした、金融業(銀行、証券など)、流通・サービス業(商社、卸売、小売、教育、人材派遣、など)、製造業(自動車、造船、精密機器など)などのことです。

あなたの現在のキャリアは、この2つの軸の組み合わせだと、どのように表現できますか。

たとえば、

「自動車業界の会社で、営業職をやっています」
「金融業、銀行で、マーケティングの仕事をやっています」

といった言い方ができるはずです。

先ほど、「職種」のことを「縦軸のキャリア」「業界」のことを「横軸のキャリア」と書いていましたが、この2つの軸を理解しておくことは、特に「転職」を考える場合に重要になってきます。

すなわち、転職に当たって、自分は縦の軸に沿って移動(縦移動)しようとしているのか、それとも横の軸に沿って移動(横移動)しようとしているのか、ということを意識する必要があります。

同じ業界(会社)にいて、他の職種へのチャレンジ(営業から企画へ、あるいは経理から営業へなど)を目指すのは、縦の軸に沿って移動していることです。縦移動の場合、業界固有の知識はそのまま活かせますが、仕事の内容が異なってくるために、その職種をこなすための新たな知識、スキルを学ばなければなりませんよね。

そして、同じ職種のまま別の業界へ移るのは、横の軸に沿って移動することです。例えば、経理の仕事を不動産の会社でやっているけれど、今度は音楽業界の会社で経理の仕事をしたいというのは横軸に沿った移動です。横移動の場合、仕事の内容はほとんど変わりませんので、仕事をこなすのに必要なスキル、経験はそれほど学ぶ必要はないでしょう。ただし、業界固有の慣行(経理業務であれば、支払いサイトや支払い方法の違いなど)に文字通り慣れなければいけません。

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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