あなたは、どの世界線を生きているのか 見える世界の階層化と、思考のコモディティ化

2026.10.27

組織・人材

あなたは、どの世界線を生きているのか 見える世界の階層化と、思考のコモディティ化

齋藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

あなたの隣にいる人は、本当にあなたと同じ世界を生きているのだろうか。 同じ日本に暮らし、同じ時代を生き、同じニュースに触れ、同じ会社で働いている。駅ですれ違い、同じ街で買い物をし、同じ社会制度の中で暮らしている。 それでも、その人に見えている世界は、あなたが見ている世界とは大きく違うかもしれない。

あなたの世界線は、大丈夫だろうか

ここまで読んで、

「自分には関係ない」

と思っただろうか。

もしそうなら、一度だけ、自分自身に問いかけてみてほしい。

世界線チェック

  1. 親しい人の多くが、自分と似た職業、所得、学歴、価値観ではないか。
  2. 自分と大きく違う生活環境の人と、本音で話す機会があるか。
  3. SNSや動画サイトに流れてくる意見の多くが、自分の考えと似ていないか。
  4. 自分と違う意見を見たとき、その人の背景を考える前に否定していないか。
  5. 「なぜそんな考えになるのか、まったく理解できない」と感じる相手が増えていないか。
  6. 最近、自分が間違っていたかもしれないと思うほど、価値観を揺さぶられた経験があるか。
  7. 「普通は」「常識では」「みんな」という言葉を、自分の世界線の常識だと気づかず使っていないか。
  8. 自分とは異なる世代、職業、所得層、地域の人が、どんな現実を見ているかを想像しているか。
  9. 自分が普段触れている情報を、社会全体の現実だと思っていないか。
  10. 自分の価値観や判断基準が、所属してきた環境の影響を受けていると自覚しているか。
  11. AIが出した整った答えによって、自分自身も十分に考えたような感覚になっていないか。
  12. 最近、自分の世界線の外側にいる人と、継続的に関わったことがあるか。

点数をつける必要はない。

正解もない。

重要なのは、

どの問いに、少し居心地の悪さを感じたか

である。

その違和感は、

自分が無意識に守っている世界線の境界

を教えてくれているのかもしれない。

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齋藤 秀樹

株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。

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