思考格差 ――「知的である」という意味

2026.10.13

組織・人材

思考格差 ――「知的である」という意味

齋藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

これからの社会で広がっていく格差は、所得格差でも、学歴格差でも、情報格差でもないのかもしれない。 私は最近、もっと根源的な格差が生まれ始めているように感じている。 思考格差である。

思考格差

――「知的である」という意味

これからの社会で広がっていく格差は、所得格差でも、学歴格差でも、情報格差でもないのかもしれない。

私は最近、もっと根源的な格差が生まれ始めているように感じている。

思考格差である。

同じ情報を手にしていても、そこから何を考えるのかが違う。同じAIを使っていても、出てきた答えをそのまま受け取る人と、「本当にそうなのか」と問い返す人がいる。同じ会社に勤め、同じ社会に暮らしていても、与えられた世界の中で最適解を探す人と、その世界を成り立たせている前提そのものを考える人がいる。

最初の差は、ごく小さい。

しかし、この小さな差が5年、10年と積み重なったとき、それは単なる知識量の差ではなくなる。

仕事の差になる。
判断の差になる。
世界の見え方の差になる。

そして最後には、自分の人生を誰が決めているのかという差にまで広がっていく。

これからの時代に「知的である」ということは、もはや教養人であるための条件ではない。

自分の人生の主導権を、自分の手に残しておくための条件になるのではないだろうか。

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齋藤 秀樹

株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。

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