1️⃣【連載】時代でビジネスはどう変わったのか?①会社が人生だった時代は、なぜ終わったのか

2026.03.15

組織・人材

1️⃣【連載】時代でビジネスはどう変わったのか?①会社が人生だった時代は、なぜ終わったのか

富士 翔大郎
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

昭和のサラリーマンにとって、会社は収入源ではない。 身分証明書だった。 「どこの会社?」 これがその人の信用力を決めた。 今の若者が「フォロワー何人?」と聞かれるのと近い。 だが、スケールが違う。

昭和のサラリーマンにとって、会社は収入源ではない。
身分証明書だった。


「どこの会社?」
これがその人の信用力を決めた。

今の若者が「フォロワー何人?」と聞かれるのと近い。

だが、スケールが違う。


■ 昭和という“会社国家”

まず事実からいこう。

🔥昭和トリビア(腰抜かしゾーン)

・1980年代、大企業の平均勤続年数は20年以上が当たり前
・新卒3年以内離職率は今より大幅に低い
・定期預金金利は5〜6%
・住宅ローン金利は7〜8%
・退職金2,000万超は珍しくなかった
・ボーナスは封筒で現金手渡し
・会議室での喫煙率ほぼ100%
・女性の総合職はごく少数
・転職回数2回以上は「問題あり」扱い
・企業の運動会や社員旅行が本気
・「24時間戦えますか?」が流行語になる

そして最大の神話。

1989年、東京の商業地価格はピーク。
「皇居の土地でカリフォルニアが買える」と本気で語られた。

つまり。

会社+土地=最強の人生設計。

会社は守る装置だった。

■ 崩壊は“数字”で起きた


1991年以降。

地価は下落。
株価は暴落。
銀行は不良債権まみれ。

💥平成初期トリビア

・日経平均は1989年末約3万9千円 → その後長期低迷
・都市部地価はピーク比で半値以下
・大手企業でも希望退職募集
・就職氷河期、内定率50%台
・正社員になれない世代誕生

昭和の前提が壊れた。

「会社にいれば安泰」は、統計的に保証されなくなった。

■ 平成は“我慢の時代”


平成世代は板挟み。

上からは昭和型根性論。
下からは令和型合理主義。

💥平成トリビア(刺さるやつ)

・サービス残業が社会問題化
・過労死という言葉が一般化
・派遣社員急増
・ITバブル崩壊
・ガラケー全盛期
・メールの「お世話になっております」文化
・転職サイト台頭
・成果主義で評価基準混乱

会社はまだ中心。
でも不安は常にあった。

「この会社、大丈夫か?」

■ 令和は“疑いから始まる”


令和世代は最初から信じていない。

🚀令和トリビア(世代が割れる)

・副業容認企業が多数派に
・リモートワーク率急上昇(コロナ後急拡大)
・転職回数平均増加
・20代の投資比率上昇
・FIREという概念が一般化
・SNSで個人集客
・生成AIで資料作成
・出社は週1〜2企業増加

会社は「人生」ではなく「プロジェクト」。

■ 一番の違いは“リスクの所在”


昭和:会社がリスクを負う
平成:会社と個人で分担
令和:個人が設計する

昭和は人口増。
平成は停滞。
令和は減少社会。

同じモデルで戦えるわけがない。

■ 世代別・腰抜かし比較


昭和世代が驚く令和
・有給完全消化
・副業OK
・転職3回でも普通
・AIが資料を作る

令和世代が驚く昭和
・タバコ会議
・転職=人生終了
・飲み会強制
・土地神話

平成世代の本音
「どっちも分かる」

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富士 翔大郎

人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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