6️⃣【連載】時代でビジネスはどう変わったのか?⑥ワープロから生成AIまで —— 仕事の価値は何が壊れたのか

2026.03.30

組織・人材

6️⃣【連載】時代でビジネスはどう変わったのか?⑥ワープロから生成AIまで —— 仕事の価値は何が壊れたのか

富士 翔大郎
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

昭和のエリートは「知っている人」だった。 情報を持っている。 資料を持っている。 電話番号を知っている。 それ自体が価値だった。 だが今。 検索すれば出る。 共有フォルダにある。 AIがまとめる。 この50年で壊れたのは、 「知識そのものの価値」だ。

昭和のエリートは「知っている人」だった。

情報を持っている。
資料を持っている。
電話番号を知っている。

それ自体が価値だった。

だが今。

検索すれば出る。
共有フォルダにある。
AIがまとめる。

この50年で壊れたのは、
「知識そのものの価値」だ。

■ 昭和:情報は“持つ者”が強い


インターネットはない。

社内資料は紙。
連絡は黒電話。
コピーは高級機材。

🔥昭和テック・トリビア

・ワープロ専用機が高額商品
・FAXが最先端
・資料は紙で回覧
・顧客名簿は営業の生命線
・情報共有は会議室
・データは部署ごとに分断
・社内連絡は内線電話
・パソコンは一部部署のみ

情報の流通は遅い。

だからこそ、
「知っている人」が強かった。

上司は情報のハブだった。

■ 平成:情報が開放される


1990年代後半、インターネット普及。

検索エンジン登場。
メール普及。
パソコン一般化。

💥平成テック・トリビア

・ポケベル暗号文化(14106など)
・ガラケー全盛期
・Yahoo!カテゴリ登録がSEO
・社内メール爆増
・Excel職人の価値上昇
・パワポ資料文化の定着
・ITバブル誕生と崩壊
・データベース導入企業増加

ここで起きた変化は大きい。

情報が“探せる”ようになった。

知識は独占できなくなった。

だがまだ、
資料作成や分析は人間の手作業。

“まとめる力”が価値だった。

■ 令和:AIが叩き台を作る


そして今。

生成AI。

文章を書く。
要約する。
コードを書く。
資料を作る。

🚀令和テック・トリビア

・クラウド前提社会
・チャットツール中心業務
・オンライン会議常態化
・ノーコードツール拡大
・RPA導入増加
・生成AI活用企業急増
・データ可視化自動化
・リスキリング議論活発化

もはや「知っている」では差がつかない。

AIが叩き台を作る。

人間の価値はどこに行くのか。

■ 壊れたものは何か


壊れたのは3つ。
1. 情報の希少性
2. 作業の独占性
3. 経験の絶対性

昭和は経験年数=情報量。
令和は検索力+判断力。

上司よりGoogleが速い。
今はAIが速い。

だが。

AIは責任を取らない。

■ 世代が揺れる瞬間


昭和世代が驚く令和

・会議で紙資料なし
・若手が即検索
・AIで資料作成
・チャット中心文化

令和世代が驚く昭和

・紙の回覧
・FAX主力
・資料は手書き修正
・上司しか持っていない情報

平成世代の本音

「全部通ってきた」

■ では人間の価値は何か


知識は平準化した。

では何が残るか。

・問いを立てる力
・文脈を読む力
・意思決定する力
・責任を負う力

昭和は「持っている人」が強い。
平成は「まとめられる人」が強い。
令和は「決められる人」が強い。

テクノロジーは仕事を奪うのではない。

仕事の“定義”を変える。

あなたの強みは、
どの時代の強みだろうか。

次回は、


7️⃣ 副業は禁止から推奨へ。
会社と個人の力関係がどう逆転したのか。

いきます。

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富士 翔大郎

人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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