半歩が、人を一生動かす ―― そしてAIも同じだ 私は、常に半歩だけ前を歩いていただけだ。 特別な才能があったわけでも、 最初から何かを極めていたわけでもない。 ただ、周囲より少しだけ早く動いた。 それだけのことである。
第5章
半歩が、人を一生動かす ―― そしてAIも同じだ
私は、常に半歩だけ前を歩いていただけだ。
特別な才能があったわけでも、
最初から何かを極めていたわけでもない。
ただ、周囲より少しだけ早く動いた。
それだけのことである。
まだ多くの人がパソコンを持っていない頃、
私は一台のパソコンを買った。
理由は単純だ。
面白そうだったからである。
すると、不思議なことが起きた。
周囲から質問が集まるようになった。
「これってどうやるの?」
「この機能は何?」
「こんなことはできないの?」
私は答えなければならなくなった。
だから必死に学んだ。
気がつけば、
私は「パソコンに詳しい人」になっていた。
最初は、ただ半歩だった。
だが、その半歩は簡単には埋まらない。
なぜなら、質問されるたびに
さらに半歩前に進むからである。
その差はやがて、
永遠の半歩になる。
ある日、上司に頼まれて
簡単な業務プログラムを作った。
すると驚いたことに、
そのパソコンごと会社に持っていかれた。
「これ、会社で使わせてくれ」
当時は、まだパソコン自体が
珍しい時代だったのである。
だが、そのとき私は一つのことに気づいた。
目的のない人にとって、
道具はただの置物になる。
高価な機械があっても、
何に使うのか分からなければ意味がない。
これは、いまのAIでも
まったく同じことが起きている。
生成AIを導入した企業の多くで、
こんな声を聞く。
「何に使えばいいか分からない」
「一部の人しか使っていない」
だが、それはAIの問題ではない。
AIが役に立たないのではない。
AIに役割を与えていないだけなのだ。
人も同じである。
AIも同じである。
役割を与えられた瞬間、
人は動き始める。
道具も動き始める。
そして、その最初の一歩は
いつも「半歩」から始まるのである。
研修革命 ―― 人は「教えて」育てるな。「任せて」育てよ
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人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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