2026.04.14
メンターは「教える人」ではない――新人の挑戦を設計する人です。
齋藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事
4月。新人が入り、現場が一気に慌ただしくなる時期です。 このタイミングで育成がうまくいかないと、組織には静かな損失が積み上がります。新人は自信を失い、メンターは疲弊し、上司は「最近元気がないね」と言いながら、原因が見えなくなる。 そして気づいた頃には、挑戦が消え、仕事だけが増えていく。
4月。新人が入り、現場が一気に慌ただしくなる時期です。
このタイミングで育成がうまくいかないと、組織には静かな損失が積み上がります。新人は自信を失い、メンターは疲弊し、上司は「最近元気がないね」と言いながら、原因が見えなくなる。
そして気づいた頃には、挑戦が消え、仕事だけが増えていく。
私はここで一つ、育成の前提を置き直したいのです。
メンターの役割は、教えることではありません。
もちろん教える場面もあります。しかし本質はそこではない。
メンターは、新人が自分の足で進むために、最初だけ“挑戦が自然に起きる設計”を置く人です。
新人が止まる理由は、根性でも能力でもありません。
多くは「挑戦が事故になる構造」にあります。
判断基準が見えない。相談の空気が重い。失敗が許されない。
この環境で新人が“安全運転”を選ぶのは、むしろ合理的です。
だからメンターが最初にやるべきは、知識の伝達ではなく、曖昧さを減らすことです。
曖昧さが減ると、迷いが減る。迷いが減ると、行動が増える。行動が増えると、学びが増える。
育成は、こうして回り始めます。
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株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事
富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。
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