お風呂を使ったイメージ思考の訓練方法

2009.11.09

経営・マネジメント

お風呂を使ったイメージ思考の訓練方法

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

 今日は、イメージ思考についてです。論理性と創造性は矛盾しない、むしろ同一の系にあると思いますけど、ちょっと意味不明にイメージ思考をつらつらと書いてみようと思います。

 意味不明ですね。でも、なんとなく伝わります?

 結局、自分の認知空間すべてを使って思考していい、ということに尽きるんですけどね。

 ためしに、足で思考処理をするイメージをお風呂の中でしてみてください。考えることを頭を使っているのではなく、足を使っている感覚になってみてください。

 なーんとなく変な感じがするでしょう?

 次は、手を使ってやってみてください。手で思考しているとすると?

 次は、胸。胸に心がある、という感覚を日本人は持っているかもしれませんが、胸で思考するイメージを持つとどんな感じですか?

 この問題は足が答えを出してくれる。別の問題は手が答えを出してくれる。この問題は胸が答えを出してくれる。そういう感覚でいてみてください。そのあたりから答えが出てきてびっくり、という経験をするかもしれません。

 意味不明ですよね。でも、今日はその先に行きましょう。お風呂だと、体の境界があいまいになる感じもありますよね?

 別に自分の身体を超えて考えてもいいのです。自分の目の前の空間が答えを出してもいいのです。

 たとえば、もしも、遠くの山が見えたら、その遠くの山で、思考処理をしてみることも、ひょっとしたら、できるはずです。普段、頭で考えているような体の使い方をしているなら、体の外で、思考処理をしているイメージをして、やってみるといいです。

 別に、頭の中と自分が思っている場所で考えることも、自分が頭の外と思っている場所で考えることも、考えるという意味では同じです。またまた意味不明でしょうか。まあ、だまされたと思って。

 でも、それに気が付くと、多くの制約から自由にものが考えられるようになります。

 伝わりますか?

 具体例を出すと、例えば、エアタグとセカイカメラってありますよね?

 もしも、リアルにエアタグがあったとしたら面白くないですか?

 遊びでやってみると、発想法とか、頭の使い方の訓練になると思います。

 あなたが渋谷の町を歩いていて、かわいい女の子、もしくはイケメンがいたとします。

 ドラゴンボールのスカウターのように数字がピピピピピピと上がっていって、何点!と出るようなイメージをその相手を実際に見ながらやってみましょう。意外とその点数が恣意的でなく出るようになるかもしれません。

 その時の感覚を覚えてください。そういう感覚で、人は自分の身体の外部でイメージの力を使います。

 ずっとやっていると、どんな人とすれ違っても、スカウターが無意識的に点数をはじきだすようになります。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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