「twitter × salesforce.com」の衝撃をつらつら考える

2009.09.17

IT・WEB

「twitter × salesforce.com」の衝撃をつらつら考える

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

先日、salesforce.com主催の「Cloudforce Japan」に行ってきました。おじさんくさいことを言うと、時代の変わり目を感じました。会場は超満員、すごい熱気で、イベントは相当お金がかかっている感じでした。

 この仕組みで、どういうキャッシュポイントが持てるのかはよくわかりませんでしたが、ビジネスユースが活発になって、お金が入りそうでした。

 でも、ただ乗りできそうですね。クレーム、要望は「@ソニー」とかつぶやいてもらえばいい。つぶやけばそれが企業を、社会を変える時代になるかもしれない。

 まあ、それをデータベースに自動的に入れ込んで、マイニングとか分析したりする機能をsalesforce.comがサポートするのでしょうけど。そこで、ロイヤリティーをTwitterがもらえばいいのでしょうけどね。

 すごいことです。

 主婦のつぶやきが、何気ないつぶやきが、企業に、社会につながる時代なのです!

 今までみたいに、リサーチ会社がパネルを抱えて何万人!と胸を張っている時代は終わるのでしょうか?

 もはや、分析ノウハウを考えるところにしか、バリューがなくなってくるのでしょうか?

 Web2.0はビジネスマンの価値を変えてしまいますね。単なるオペレータはいらなくて、本当に考えられる企業にお金が集まるのでしょう。

 いやー、知識社会到来を実感しましたね・・・。今更ですけどね。

 私もいつまでも旧時代的なコンサルをやっていないで、salesforce.comのパートナー企業になって、導入コンサルやったほうが儲かりそうでした。なんてね。

 大きなビジネス構造の変換が、本当に本当に目の前で起こりつつあるのが、見えたイベントでした。

 「遅いよ!」という突っ込みが入りそうですが。

 生データのアービトラージで儲けていた感がある情報ビジネスですが、本当にナレッジバリューがないと生き残れないでしょうね。

 と、同時に、個人に固有の情報は、その個人がアービトラージして利益を得るようになる。

 きっと、より人々は自由になっていく可能性が開かれるのでしょうね。既に、プチアイドルやら、プチ評論家が、インフォプレナーとして成立してますからね。

 いや、Web2.0を一企業のイベントで感じてきました。いやー、すごい時代に入ったものですね!

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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