一石三鳥から、四鳥を狙いに行くアクション

2009.09.16

経営・マネジメント

一石三鳥から、四鳥を狙いに行くアクション

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

うまくいく経営者・リーダーは1つのアクションで1つの効果を狙うなんて律儀なことはしません。3つも4つも効果があるようにアクションを考えていきます。今日はそんなお話しです。

 さて、ある程度の決裁権限やら、予算を持ったことがある人しかわからないことかもしれないことを今日は書きます。

 うまくいく経営者・リーダーは普通、基本的に、1点張りは危険すぎてしません。まあ、リソースがなくて1点張りの場合もありますけどね。

 まあ、2点、3点張りをします。

 ただ、見た感じ、1点に張っているように見せる場合もあります。

 で、その1つの打ち手が3つも4つも効果をもたらすようなアクションをします。

 意外と、1つアクションは1つのメリットとか、まじめに考えるというのは従業員的な発想です。いくつか、可能な未来を考えたら、そのどの未来になってもメリットがあるように動く。

 一石二鳥どころか、三鳥、四鳥を狙いに行きます。

 それぐらい真剣に効果を考えます。あたりまえですね。資源は限られていますから。限られているからこそ、大事に使う。

 その大事にの考え方が、メリットを最大に。いくつものメリットがあるように、です。

 可能な世界は常に無限にあるんです。

 でも、無限だとしんどい。

 自分にとって都合がいい未来をいくつか想定する。まあ、長期のビジョンがあれば、その世界になるのが必然と考えて、そのプロセスは何通りかあると考える。

 そのいくつかの未来のどれが生じても、何通りかのプロセスのどれを通ることになっても、メリットがあるようにアクションを打つ。

 あと、複数事業を持っている場合、1つのアクションが両方の事業にメリットがあるように持っていけないか?を考える。

 囲碁で言えば、いくつかの戦場の全てに巧手みたいなね。そんな打ち手を考えるし、そうなるように持って行くアクションを取れればとる。

 悪く言えば、いい経営者・リーダーは自分の行動の費用対効果にがめついのです。

 私も独立以降、自分のアクションに対して、本当にそういうことを真剣に考えるようになりました。このアクションが最大の効果になるためには・・・、とすごーく考えます。

 かっこ悪く言うと、どっちに転んでもメリットがあるように、とかね。

 昔、ある企業で、営業マンをリストラしないと、というお話しになりました。で、各支店の問題児というかリストラ候補者がリストアップされまして。

 特別販売部隊という名前をつけて、当時シェアの低かった九州に全員を転勤させ、九州の開拓にあたらせました。

 突然、九州に行けといわれ、そんなところで新規開拓をさせられたら、やめる人はやめますね。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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