ビジネスにおいて「考える」ということは?

2009.08.15

経営・マネジメント

ビジネスにおいて「考える」ということは?

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

企業の中で、経営者/リーダーは漠然と「考えろ!」といったりしますが、考えるということは一体どんなことなんでしょう?考える作業から自走するには、どういう前提をシェアすることが必要なんでしょう?今日はその辺りのお話しです。

 ビジネスにおいて「考える」と言った場合に、どういうことなんでしょうね?

 特に、経営者は「自分たちで考えろ!」と幹部に怒ったりしますけど、幹部はどうすればいいのか当惑することがほとんどでしょう。

 私は、大きく3つのことがシェアされていないと、ビジネスにおいて「考える」という業務を遂行できないと思っています。

 ・企業はなんのために考えなくてはならないのか?
 ・考えるというのはどういう作業なのか?
 ・自分が考えることはどういうプロセスでどういう結果に結びつくのか?

 この3つですね。

 1つ目の問いへの解としては、「企業がどんな未来を作り出し、そこにどう近づきたいのか?を明確化するために考えなくてはならない」ですね。

 経営者がブレブレの場合はどうするの?という時には、ブレる幅が収まるために、3つぐらい作り出したい未来を明確化してあげればいい、という答えになります。

 まあ、プランニング専任のスタッフでないと、ここまではできないでしょうけどね・・・。

 でもまあ、メンバーは粛々と、その3つの未来に同時に近づくには?、もしくは2つの未来に同時に近づくには?1つの未来にだけ近づくには?というパターンで考えればいい。

 2つ目の問いへの解としては、たたき台づくり、フィードバックの繰り返しの作業であること。論点と解は分けて考えること。論点を考える作業は論理性が必要とされ、解を考える作業は創造性が要求される作業であること。

 具体的なレベルまで、論点が落ちた場合、解は蓋然性が高かったり、調べればわかったりするものになりますね。

 例えば、どう成長していくのか?という大きな論点に対して、新規市場へ参入するには?という論点があったとして、成長性の高い新規市場は?という問いには、データで答えが出てきますよね?

 まあ、解の仮説がないと、調べられませんけどね。海の水を全て沸かすわけにもいきません。当たりをつけて、調べますよ。

 その出てきた答えを統合しながら、一番大きな問いの答えを出して、アクションにつなげていくんですね。

 そして、「自分が考えることは、どういうプロセスでどういう結果に結びつくのか?」という3つ目の問いに対しては、「自分が考えたことは、より大きな考えるの中に組み込まれつつ、なんらかの形で、決定され、行動するに結びついていく。行動に結びついてはじめて、リアルな結果をモニターできる」、ということですね。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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