V.スピリット総集編の連載について

2008.05.03

ライフ・ソーシャル

V.スピリット総集編の連載について

猪熊 篤史

2004年7月に創刊したメールマガジン「V.スピリット」の総集編の連載を開始いたします。

各号は配信時の環境や私の心理状況を強く反映していますが、現在の価値観や考え方と大きく違うものではないように思います。現在読み返してみても改めて気付かされる視点や切り口があります。一方で、現在の行動の足かせになっている思考や自分の至らなさを発見することもできます。

ここにV.スピリットの総集編を連載することによって、私自身過去を振り返り、現状を見つめ、未来を切り拓いていきたいと思います。

誤字脱字を訂正して現在の価値観や考え方と著しく異なる点を一部加筆修正いたしますが、出来るだけ配信時の内容をそのまま連載したいと思います。読者の皆様の感想、意見、あるいは、批判などもお聞かせ頂ければ幸いです。

V.スピリット (創刊にあたり)



何時もお世話になりありがとうございます。ワイルドベアコーポレーションの猪熊です。

7月8日をもちまして弊社は設立から2周年を迎えます。皆様のご支援・ご協力・ご愛顧に対して心より感謝申し上げます。

2002年の設立以来、弊社はベンチャー企業様等の販売・マーケティングと資金調達等財務を支援するコンサルティングを提供して参りました。本年4月に有限会社から株式会社に組織変更するとともに、起業家養成セミナーのタイトルのもと私自身が企画・執筆に関わった「図解 わかる!MBA」(PHP研究所)をテキストとして活用した、「簡単!MBAノウハウの実践活用講座」を開催しております。

銀行の不良債権処理や企業のリストラが世間の話題の中心ではなくなり、大企業を中心に景気に明るさが見られるようになった今日、改めて見直されるべきものは、起業家精神やアントレプレナーシップと言われる、受動的な行動ではなく、能動的、主体的にリスクを引受けて行動する意志、知恵、力です。

資本金1円でも株式会社が設立出来る今日、「まずやってみよう」という気風は生まれつつあるようです。しかし、次に求められるのは「質」です。現実に直面する時、強い起業家精神なしには企業を成長・存続することは出来ません。

メールマガジンのタイトルとした「V.スピリット」には、勇気を持って新しいものごとに挑戦するためのベンチャー精神やアントレプレナーシップを表す「Venture」、顧客、投資家、社員、取引先など全ての利害関係者や社会に対して価値を生みだすという意味での「Value」、また、「ダメでもともと」と考えるのではなく「必ず成功する」という意味での「Victory」の意味が込められています。

混迷する経済・社会の中で求めれるのは、外的環境の分析、内的環境の分析(自己分析)、顧客ターゲットや自社のポジショニングを明確にした戦略、選択と集中、さらには、土台となる目標・目的の明確化、目標・目的に対する強いコミットメント、そして、基本的な価値観・考え方の組織における共有と浸透などです。

顧客ニーズや顧客からのフィードバックに対する適応性や柔軟性と共に、強固な目標・目的、あるいは戦略へのコミットメントが必要です。「ベンチャービジネスの支援・育成と社会への貢献」という目標や理念のもとに、企業、産業、経済、社会などベンチャービジネスを取り巻く環境についてのワイルドベアコーポレーションの分析、見解、仮説を配信いたします。読者の皆様のお役に立つように日々努力、改善、創意工夫して参ります。是非、ご期待下さい。

株式会社ワイルドベアコーポレーション
代表取締役 猪熊篤史

【V.スピリット 創刊号より】

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