AI時代を読み解くキーワード⑨ AI Protocol AI同士がつながる時代に必要な「共通語」と「交通ルール」 AI時代には、新しい技術用語が次々に登場します。
調達AIが取引先AIへ価格や納期を問い合わせ、条件を比較し、人間に最終承認を求める。
そんな仕事の進め方です。
🔳AI Orchestrationとの関係
前回取り上げたAI Orchestrationは、
複数のAI、データ、ツール、人間を一つの仕事として動かす仕組み
でした。
オーケストレーションが「指揮者」なら、
AI Protocolは、
演奏者同士が理解する共通の楽譜や合図
と考えると分かりやすいでしょう。
そしてAgentic AIは、その仕組みを使って実際に仕事をする「プレイヤー」です。
つまり、
Agentic AI × AI Protocol × AI Orchestration
が組み合わさることで、AIは「質問に答える存在」から「仕事をする存在」へ変わっていきます。
🔳企業の顧客が「AI」になる
ここが企業経営では重要です。
現在は、人間が企業のWebサイトやアプリを操作しています。
しかし将来、
「京都へ二泊三日の旅行を手配して」
と自分のAIへ頼めば、
AIが航空会社、ホテル、交通機関などのAIと交渉するようになるかもしれません。
つまり企業にとっての顧客が、
人間だけではなく「顧客の代理AI」になる
可能性があります。
Webサイトも、人間に見やすければよいだけではありません。
AIが、
・商品
・価格
・在庫
・購入条件
・返品条件
・利用可能なサービス
を理解できる必要があります。
企業には将来、
「AIが利用できる営業窓口」
を用意する発想が必要になるでしょう。
🔳人財育成も変わる
人財育成でも同じです。
社員が、
「次のプロジェクトマネジャーになるには何を学べばいい?」
と相談する。
すると、
キャリア支援AIが本人の希望を確認し、
人財AIがスキルを調べ、
業務AIが今後のプロジェクトを確認し、
学習AIが教材を提案する。
さらに管理職支援AIが、経験を積むためのジョブアサインを提案する。
こうなれば、
研修だけではない人財育成
が可能になります。
🔳ただし「つながるほど危険」でもある
便利になる一方、リスクも大きくなります。
AIが外部システムへ接続できるということは、
・ファイルを読める
・メールを送れる
・データを書き換えられる
・システムを操作できる
ということでもあります。
そこで重要なのが、
最小権限の原則
です。
予定調整AIなら、予定確認と登録だけ。
資料作成AIなら、資料を読むだけ。
何でもできる万能AIを作るのではなく、
仕事に必要な権限だけを与える。
そして重要な操作では、人間の承認を入れる。
AI時代を読み解くキーワード
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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