【インサイトナウ編集長対談】  すべての問題は漫画に置き換えれば解決できる

2026.02.09

経営・マネジメント

【インサイトナウ編集長対談】 すべての問題は漫画に置き換えれば解決できる

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

これまで数々のピンチのときに、漫画の力に助けられたと語り、現在、日本のポップカルチャー・コンテンツを世界に広げるべく活躍中の保手濱彰人さん。著書『武器としての漫画思考』(PHP研究所)がベストセラーとなり、今後は漫画を活用した、人財育成にも注力すると語る保手濱彰人さんにお話しを伺いました。 聞き手:猪口真

実際に漫画を読んで勉強し出すと、成績が急上昇し始めました。古文だと、源氏物語を原作にした『あさきゆめみし』(大和和紀・講談社)。英語は、僕は好きな漫画のセリフを全部覚えていたので、その英語版を読むと、「このセリフは英語だとこう言うんだ」という感じでスルスル入って、あっという間に英単語や文法を覚えていきました。まずは漫画で入りやすい科目から始めて、ほとんど学年最下位から1年足らずで東大の理科一類に合格できたことは、大きな成功体験になりました。

猪口 すごいお話です。東大の理科一類に入られたということは、半端ない勉強が待っていたと思いますがいかがでしたか。

保手濱 ところが、大学入学後も勉強は大嫌いなままで、いきなり留年してしまいます。授業に行きたくないから行けないし、試験勉強ができないから試験も受けない。一年生の夏学期(一学期)の際に、100点満点中の全テストで、取った点数の平均点が3点だったことは、今は逆に誇りに思っています。20歳になり、さらに留年が決まりそうになったとき、「さすがにこれはやばい、これではまともに就職することもできない」と危機感を覚えました。

猪口 そこでも漫画から学んだ考え方が生きたのでしょうか。

保手濱 そのときも、「周りを見渡してみる」という信念に助けられました。2005年2月にふらっと本屋に入ったときのことです。当時、ホリエモンや藤田晋さんなど、ベンチャー起業家が大活躍していました。僕はそれまでビジネスや起業には興味がなかったのですが、視野を広げようと思って周りを見渡してみると、たまたま起業に関する本が目に入りました。立ち読みしてみるとめちゃくちゃ面白い。こんなに自由で面白い世界があったのかと、人生で初めて電撃が走るような衝撃を受けました。ここなら自分が世界一になれる。そう直感してすぐに立ち上げたのが、東京大学起業サークル「TNK」です。またしても、絶望的な状況の中、漫画から学んだ感性で周りを見渡してみたら救われたわけです。

猪口 大学生の頃はどんな漫画を読みましたか。

保手濱 「週刊少年ジャンプ」(集英社)はもちろん、毎週いろいろな雑誌を買っていましたが、特に好きだったのは「モーニング」(講談社)です。漫画は自分の知らない世界を教えてくれます。たとえば、島耕作シリーズはサラリーマン人生、『ヘルプマン!』(くさか里樹・講談社)であれば介護業界です。漫画は、自分が体験したことのない世界をビジュアルとともに感覚的に伝えて、追体験させてくれます。そうやって感性を磨くことが、中長期的に必ずプラスになるはずだという直感がありました。だから、モーニングでいろいろな業界や様々な人の物語を読むのがすごく好きでした。漫画によって、いろいろな価値観、様々な人たち、多種多様な業界、無数にある環境を知ったことで、視野が大きく広がり、キャパシティの広さにもつながっています。起業の本を手に取ったときも、漫画を通してビジネス感覚を養っていたからこそしっくりきたのだと思います。

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