日本ではなぜアルミサッシを使い続けるのか?

画像: House Buy Fast

2020.03.11

経営・マネジメント

日本ではなぜアルミサッシを使い続けるのか?

日沖 博道
パスファインダーズ株式会社 代表取締役 社長

住宅建築業界では幾つもの問題が秘かに語られている。個人消費者相手のビジネスで金額が大きい反面、リピート取引を期待しにくい(一生涯に2個も3個も家を新築する人はそんなにいない)ため、いい加減な商売をする連中がなくならないとされる。しかしながらリピート客を期待できるリフォーム市場でも似たような問題を聞く。結局、消費者が自ら情報を集めて勉強して、自衛するしかないのではないか。

そのため、最新の住設機器や見栄えに執着する一方で費用を下げることばかり主張するような施主(住宅を建てようとしている消費者)に対しては、樹脂製ではなくアルミサッシを提案するという行為が、住宅建築の現場では当然のごとく行われている。中途半端な聞きかじりで「断熱」を希望する客には2重ガラスにアルミサッシを組み合わせるというおかしな提案を平気でするケースもあるらしい。

でもそもそも、アルミサッシがそんな問題をもたらすことを、ほとんどの施主は知らない。それはビルダー(ハウスメーカーや工務店)側がプロとして教えるべき情報だ。

もしかすると、アルミサッシの問題を知ることも気にすることもなく何十年も商売を続けている不勉強な工務店だっているかも知れない。問題を認識しながらも、予算内に納めるためアルミサッシを使い続けている工務店も少なくなさそうだ。大手ハウスメーカーの幹部ともなればアルミサッシが抱える問題を知らないはずはないのだが、未だに知らん顔して売り続けているように見える。

どちらのほうがより問題が大きいかは分からないが、いずれも真っ当な商売の道からは外れている。アルミサッシは忌避すべき建材の代表なのだ。

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日沖 博道

パスファインダーズ株式会社 代表取締役 社長

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