今日は何の日 5月26日は「源泉かけ流し温泉の日」

画像: PhotoAC JAKUTAKUさん

2016.05.26

ライフ・ソーシャル

今日は何の日 5月26日は「源泉かけ流し温泉の日」

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

全国各地に温泉施設は多数ありますが、「源泉かけ流し」を名乗るのは厳しい基準をクリアしなければなりません。源泉かけ流し温泉は、「極上の風呂」なのです。

今日、5月26日は「源泉かけ流し温泉の日」です。

どうしても26日はふろと読みたくなるようで、4月26日「よい風呂の日」6月26日「露天風呂の日」7月26日「夏風呂の日」8月26日「パパフロの日」11月26日「いい風呂の日」と風呂関係の記念日が並びます。今日の記念日には、ふろという言葉が入っていませんが5と26で「極上な風呂」と読むそうです。

「源泉かけ流し温泉」は、基本的には100%の源泉を常に浴槽に入れ続けることで、新鮮な状態を保つ温泉のことをいいます。源泉かけ流し温泉協会によれば、『入浴に適した温度にするため、泉質を損なわない範囲での最低限の加水・加温は認める』そうです。湯量の不足を補うために、加水したり浴槽内で循環ろ過したりした場合は、「源泉かけ流し」と呼んではいけないという定義なのです。なかなか厳しいですね。

温泉のかけ流しというのは、水と火山の国ならではの贅沢です。常に新しいお湯がそそがれ、流れ出ていくたっぷりの温泉につかると、他には代えがたい満ち足りた思いを味わえます。日本はどこに行っても温泉施設があり、源泉かけ流し温泉も当たり前のように思っていますが、実はそうでもありません。源泉かけ流し協会加盟の温泉地は全国に12しかなく、会員宿(入浴施設含む)は160です。決して当たり前ではない、環境と人手による開発が作り出すとても貴重な場所なのです。

先月の地震で熊本の水源が一部枯れたというニュースが流れました。もともと阿蘇山外輪から熊本市にいたる熊本地域は豊富な地下水に覆われていて、おおよそ100万人分の水道水をほぼ地下水で賄っているめずらしい地域です。この「水の国」で温泉が出なくなった場所があるというのです。『内牧温泉にある5~6軒の旅館でお湯が出なくなった。一方で、地震の影響で湯量が急増した旅館や、枯渇していた泉源から急に大量の湯が湧きだした例も出ているという。』(ハフィントンポスト日本)枯れたというよりは、地盤のずれで水脈が変わったように見えますが、各温泉施設にとっては大打撃です。まったく、自然は人の意のままになりません。

4月の大地震以来、熊本・大分の温泉地はもとより、九州各地の温泉地で観光客が激減して困っています。温泉の話を読んで温泉に行きたいと思われた方は、ぜひ九州の温泉地をめざしましょう。貴重な温泉たちがあなたを待っています。(現地の状況は事前にご確認ください)

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