最南端営業マンの働き方―地元経済に貢献したい、うちなんちゅう

2011.04.27

開発秘話

最南端営業マンの働き方―地元経済に貢献したい、うちなんちゅう

喜田 真弓

コンピュータ・ソフトウェアの販売、サポートを提供する上でアシストが強みとしている掲げている特長の一つに「地域密着型」がある。

商売の規模だけを考えれば大都市に事業所をおき、大企業をターゲットにするほうが効率的かもしれない。しかしアシストは、日本全国のさまざまな規模の企業ユーザの情報活用支援サービスを提供すべく、北は札幌から南は沖縄まで全国11箇所に営業拠点を展開する。その中で、日本最南端の沖縄出張所で一人沖縄市場を担当するのが外間香識である。

外間は沖縄県南風原町の出身。高校まで沖縄で過ごし、大学進学時に本土に出て、静岡で就職する。沖縄県といえば、誰もが思い浮かべるのはその亜熱帯海洋性気候から一年を通じて温暖な気候に恵まれた青い海と豊かな自然環境。かつては独立した琉球王国として東アジアの中継貿易によって栄えた地だが、日本の体制下になってからは敗戦後、米軍統治を受けるなど本土とは異なる歴史を歩んできた。しかしいまでも独特の文化が数多く残っており、愛着度、つまり郷土愛がもっとも高いのが沖縄県だという調査結果もある。

外間も例外ではない。
「大学を卒業し、そのまま静岡で就職しましたが、いずれは沖縄に戻りたい。漠然とではありましたが沖縄で仕事がしたい、とずっと思っていました」

外間は大学卒業後、あるパッケージ・メーカーに就職する。担当したのは製造業向けに生産管理・ERPシステムを導入する技術。業務系システムの場合、重要なことはそれが業務として運用できるかどうかで、また導入メリットも在庫圧縮などの業務効率化のためという、強調されるのはいわば守りのITだ。しかしユーザ企業におけるITの活用事例に数多く触れていくうちに、外間は、守りからさらに一歩先をいく蓄積されたデータを有効活用して業務改善や意思決定に役立てるIT、というのがあることを知る。

「あるお客様に生産管理システムを導入する際に、一緒に導入することになった製品がPowerPlayでした。これはエンドユーザが直接、顧客データや販売データなどのデータを多次元的に解析して問題点や解決策を発見できる、というもの。もはやコンピュータによる自動化、効率化というのは企業にとっては当たり前のことで、これからは蓄積されたデータをどのように活かすかが企業の強みとなっていく、という“攻めのIT”です。そのPowerPlayを販売している会社が沖縄勤務の募集をしているということを知ったのですが、それがアシストでした」

面接を受けた外間は、アシストと沖縄に共通するものを感じたという。
「最初、ソフトウェアを単純に流通する商社機能だけでは成り立たないのではと思いましたが、面接が進むにつれて、アシストと沖縄に共通する部分があると思うようになりました。アシストは自社で製品開発はせず、メーカーが開発した商品をユーザがうまく使いこなせるように支援・サポートするというビジネスモデルです。それがアシストの付加価値であり存在意義です。一方沖縄も、土地や水資源が限られていて製造業はごく僅かしかありません。第一、工業製品作りで本土と競争するのは大変です。ですから、文化や自然、知恵といったソフトウェアを活かして産業を活性化させる必要があります。アシストは製品を生産するのではなく、付加価値を創造していくことが存在価値であるという点に惹かれました」

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