「スター社員の仕事術」~できなかったことを明確にする~

2011.01.12

仕事術

「スター社員の仕事術」~できなかったことを明確にする~

今野 誠一
株式会社マングローブ 代表取締役社長

やると決めたことを遂行し続けることは、最も大切で最も難しいことかもしれません。自己の行動を常に明確にしながら、時に軌道修正し、自己の目的・ミッションを振り返っていくことが必要です。今回は、自らを振り返る方法で私のお勧め方法をお話します。

■□■ 日記の勧め ■□■

自分の将来の成功イメージや、ミッションステートメントに照らして重要なことからスケジュールに落とし込んで取り組むように決めても、最初のうちは(習慣化されるまでは)他のスケジュールに押されてやらないでしまったり、怠け心からついついサボってしまったりがあるものです。

行動レベルで決めたこと(特に自分を磨く等)が順調に習慣化されないと、将来の成功イメージに近づくことができません。

決めたらすぐにできるほど強くないのが人間というものですが、「徐々にでも将来の成功イメージを実現するために決めたことを実行していく」ためには、日々の自分を「振り返る」ことが絶対必要です。

日々のスケジュールに組み込んだ「大事なこと」をきちんとやり切れたかどうかを振り返るためには、今こそ「日記の復権」を提案したいと思います。
自分にあった形式でいいですし、一回あたりはそんなに長々書く必要はありません。
大事なことは、振り返ることを「続ける」ことです。

多くの会社で、新入社員を迎えると、業務日誌を書かせたり、先輩社員との間で交換日記のような形態の「振り返り」を義務づけることをしているようです。
これは非常にいい取り組みだと思うのですが、せっかく半年や長くても一年で終わってしまっているようで残念に思います。
会社としての義務づけは終わったとしても、ぜひ個人として「記録することで振り返る」という習慣は続けてほしいと思います。

単純な日記をつけるのもいいですし、自分に向く最も続けやすい形態を選んで取り組んでみて欲しいと思います。

①マイ・ブログ

日記としてブログを利用することは、もう当たり前のことになりました。
読者が日本中の(理論上は世界中の)不特定多数の人々であることが、継続できる動機づけになります。

②10年日記

「10年日記」というのは、同じ日付の日記を10年分一望できるレイアウトの日記のことですが、8年バージョンや5年バージョンもあります。
この日記のメリットは、以前の年の同じ時期にどんなことをしていたのかの振り返りがしやすいということです。
聞くところによると、主婦や高齢者の利用者が多いとのことですが、この方式(過去を一望できる)は、成長途上のビジネスマンにこそ意味のある方式ではないかと思っています。

③一人週報

スケジュールそのものも一週間ごとに立てる人が多いと思いますが、日記は大変でも週ごとの振り返りを記録することであれば継続できるかもしれません。
日記ならぬ「週記」ということです。
日曜の夜などに、次の一週間の予定を確認したり立てたりする際に、前の一週間の予定通りできていたこと、できなかったことを振り返ります。

ここまでは、できていることできていないことを振り返る記録としてですが、ひとつの形として、「よかったこと」や「将来に向けての宣言」を日々書いていくという日記の形態があります。
毎日続けることで、思考がポジティブになり、自分のありたい姿に自然と近づき、張りのある一日を送ることにつながると言われます。

④いいこと日記

次のページ⑤4行日記

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今野 誠一

株式会社マングローブ 代表取締役社長

組織変革及びその担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。 設立以来15年、組織変革コンサルタント、ファシリテーターとしてこれまでに約600社の組織変革に携わっている。

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