新卒の採用開始時期を遅くすると、何が解決するのか?

画像: Ryo FUKAsawa

2015.07.29

組織・人材

新卒の採用開始時期を遅くすると、何が解決するのか?

川口 雅裕
NPO法人・老いの工学研究所 理事長

「学生が職業や就職を意識するのが遅すぎる」ことが問題ではないか。中高生版のキャリアセンターの設置を提案したい。

これは、若者に職業・ビジネスについて学び、考える時間をもっとたくさん、大学を卒業する直前ではなく、もっと前から与えてはどうかという案ですが、大学を卒業した後に与える方法もあると思います。例えば、新規学卒者を採用する場合は3年間の有期雇用に限定する。学校を卒業したら全員が3年のインターンです。無期限の雇用契約が実質的に交わされる正社員の地位をどの業界・どの会社で獲得するかは、3年間の経験を踏まえて決めるというやり方。この場合には、若者の雇用を不安定にする側面があって、もちろん若者だけを不安定にするわけにはいきません。解雇規制を緩和し、全員がその不安定さをシェアする必要があります。

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(初回2010年11月5日掲載)

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川口 雅裕

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「高齢社会、高齢期のライフスタイル」と「組織人事関連(組織開発・人材育成・人事マネジメント・働き方改革など」)をテーマとした講演を行っています。

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