唯心論と唯物論とフレームワークについて。

2009.11.17

経営・マネジメント

唯心論と唯物論とフレームワークについて。

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

1年ぐらい前に、フレームワークに関してのセミナーをこのサイト主催でやりましたが、ぜんぜん伝わらなかったですね。まあ、時代のせい?私のせい?と思いつつ、そろそろこういう考え方を書いてもいいかな、という内容を書きます。

 心を介して、認識を介して、人は人にいろいろなことができますが、モノに対しては、体を物理的に接触させていかないと、何もできないですね。そのために道具が発達したのだと思います。

 これまで、道具がやたらと発達して、モノを作ったりすることにすごい労力がかけられて、そのおかげで、物理的に人の肉体を喜ばせることは一通り発達してきましたね。

 メーカーってそういうもんでしたよね。道具を作る人たち。

 でも、その時に、心に対する作用というかバリューはあまり論じられてきていないですね。まさにこれからです。

 心の時代と言われて久しいのですが、まだまだ心の時代というほど、カネと、心をどうにかすることの交換はあんまり行われていませんね。

 このお話しで、ビジネスに関係するポイントとしては、人間はモノによって、物理的なメリットも享受するけど、精神的なメリットも享受しうるということです。

 そう、機能的価値と情緒的価値です。モノはモノとしてあるのに、人間を介した瞬間に、物理的というか、機能的なバリューと、心というか、精神的というか、情緒的なバリューに分かれるのですね。

 私が、バリューをこの2つに分ける分け方をする意味は、こういう世界観だからです。

 こういう世界観をベースにすると、いろいろな経営の概念を再定義できるような気がします。マーケティングに関しても、コンセプトを違う角度から見ること、説明することができますよね。そうすると、アクションがだいぶ変わってくるように思います。

 まあ、でも、こういうことを言っても、ほぼ伝わりませんね。

 まあ、結果だけいうと、すごいといわれますが、プロセスの説明を試みると、「頭がおかしいぐらいな感じですよね?」と言われます。まあ、いいのです。

 行動でなんとかしようとしても、行動中心に経営を見るだけでは限界がすぐ来ます。認識中心で経営を見ると、相当違ったものが見えてくると思います。時代は、認識のほうへと動いていると私は思います。

 ただね、アクションオリエンテッドで考える時期も必要なんですよ。それはそうです。

 でも、その先に行くには、レコグニションオリエンテッドに移行する必要があると思っています。

 まあ、今日は意味不明でしたが、まあ、そんな感じです。

 では、次回をお楽しみに。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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