「自然体で走る」ことについて考える・・・その2

2009.11.04

ライフ・ソーシャル

「自然体で走る」ことについて考える・・・その2

野口 克彦

前回は「上虚下実」な状態が全てのスポーツの基本であり、特にランニング(動作)においては「上虚下実」の視点を少し変えた考え方である「末虚中実(注)」な状態が重要であると解説させて頂きました。

そして、「上虚下実」の「下実」、ならびに「末虚中実(注)」の「中実」を意味する股関節の動的柔軟性を向上させることの重要性について解説させて頂きました。そこで今回は「上虚」とは、「末虚」とは、何かについて解説させて頂きたいと思います。

■肩の力を抜くとは!?


「上虚」(および「末虚」)とは、簡単に言えば上半身や四肢(手足)をリラックスさせるということを意味する訳ですが、私たちは日頃から「肩の力を抜いてリラックスする」という言葉をよく使うことからも分かるように「上虚」とは「肩の力を抜く」ことであると考えることが出来る訳です。

では、この「肩の力を抜く」とは一体どういうことなのでしょうか?
そして、ランニング(動作)において「肩の力を抜く」ためには一体どうしたら良いのでしょうか?

ということで「肩の力を抜く」ための方法について考えてみたいと思いますが、「肩の力を抜く」ための方法について考える前に、まず「肩(関節)」の構造について解説させて頂きます。

肩の関節は、肘の関節などとは異なり非常に複雑な構造をしています。

そして、肩(関節)は、大きく2つの関節に分けることが出来るといわれています。その 1つとは、「肩甲上腕関節」と呼ばれる関節であり、もう1つは「肩甲胸郭関節」と呼ばれる関節です。

肩甲上腕関節は、肩甲骨と上腕骨から成る関節で、腕(上腕骨)と肩甲骨をつなぐ関節です。そして、もう一方の肩甲胸郭関節は肩甲骨と鎖骨から成る関節であり、肋骨と肩甲骨をつなぐ関節です。

これらのことから分かるように、肩関節は肩甲骨を中心に形成されているといっても過言ではありません。

そして、この肩甲骨は、歳を重ねる毎にその動きが制限されるといわれています。つまり、歳をとるたびに肩の動きが悪くなっていくという訳です。

■肩甲骨の動きは年齢と共に悪くなる!?


ここで1つの例を紹介したいと思います。

読者の皆さんの中には、お子様がいらっしゃる方も多いかと思いますが、子供はよく寝返りをしますよね。ところが、大人になるにつれてあまり寝返りをしなくなるのではないでしょうか。

実は肩甲骨の動きが、この現象に関連しているのです。

子供の肩甲骨は実によく可動します。以前、某TV番組で子供が驚くほど肩甲骨を可動させて、周りの大人をビックリさせていたことがありましたが、それほど子供の肩甲骨はよく動くのです。

いい換えれば、背中が平坦にならないのです。つまり、背中が平坦ではないから、よく寝返りをする訳なのです。

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