「真の問題」ではないかもしれませんが。

2009.05.31

仕事術

「真の問題」ではないかもしれませんが。

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

 「真の問題」ですか。ずいぶん熱い言葉ですね。「イシューが浅い」というのが何を指すか?は厳密にはわかりませんが、想像の範囲でなんとなく思うことを書きますね。

 ちょっとボリュームが薄いので、完全に逆のアプローチもあります、というのをつらつら書こうと思います。

 細かい部分の改善を、問いの正しさを問わなくても、ひたすらアクション量を増やして実行していっても、部門単位では成果が出ているように感じられます。というか、評価されます。

 電話の正しいおき方から、メモのあり方から、なんでもね。

 オペレーションレベルの改善であれば、何かやろう!ということが大事で、意外と頭で小難しいことを考える間があったら、みんなでいろいろ考えて、小さなことでもやってみよう!のほうが成果出ますよね。

 意外と総務部門の改善とかはそういうアプローチを取っているところが多かったりします。

 別に1つ1つのアクションのロジカルな繋がりをしっかり捉えなくても、人間それなりに賢いので、改善を重ねているうちにそれなりの全体的な統一感ができていくもんですね。

 オペレーションのレイヤでも、プランニングのレイヤでもなんでもいいですが、実行がすごーく大事ですよね。実行の積み重ねが成果で、長時間かけてプランを作るより、問題設定するより、浅いと思える解でも、重ねたほうが意外と成果が出ますから。

 余計なお世話かもしれませんが、ご質問を読んでなんとなく思ったこととしては、あんまり、ロジカルシンキングが必須とか、思わないほうがよいのでない?という感覚です。

 状況は一切わかりませんが、もっと気楽に楽しく仕事をしていったほうが成果が出るのではないかな、と思いました。

 どういった規模感の会社でどういった仕事をしているかにもよりますけどね・・・。

 1ミリでもお役に立つ部分があれば、幸いでございます。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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