仮説構築の技術(1)~ そもそも仮説とは何か? ~

2015.07.13

仕事術

仮説構築の技術(1)~ そもそも仮説とは何か? ~

家弓 正彦
株式会社シナプス 代表取締役

仮説が重要であることは、多くのビジネスパーソンは理解いただいていることと思います。 しかし、具体的にどのように仮説を立てれば良いのか? 仮説と思いこみは何が違うのか? などなど、モヤモヤとしている方が多いのではないでしょうか? そこで、シリーズで仮説構築の技術について考えてみたいと思います。

■ なぜ仮説思考が必要か? ■


まず仮説の話に入る前に、マーケティング戦略を構築するアプローチについて考えてみましょう。

一般には、以下のプロセスをとるものと考えられていますね。

 環境分析(3C分析
  ↓
 戦略構築(STP
  ↓
 施策立案(4P

もちろん、基本は大切ですから、
コツコツ真面目に考えることも必要でしょう。
しかし、膨大な情報を集めて、環境分析に取り組むのって、
ハッキリ言って、あまりに時間がかかるし、
どこまで範囲を広げて情報収集すれば良いか迷いますよね。

そこで、必要なことが仮説思考です。
実務では、スピード感が求められます。

かといって、「思いついたら即実行!」というのでは、
あまりに乱暴でしょう。成功もおぼつきません。

そのためには、上記プロセスを組み替える必要がありそうです。

仮説思考のアプローチをとるならば、、、

 戦略仮説構築
  ↓
 環境分析にて仮説検証
  ↓
 戦略仮説ブラッシュアップ
  ↓
 施策立案

という流れになるはずです。

重要なのは、まず仮説を立てる!そして仮説を事実情報で検証する。
すると、仮説は磨かれ、より精緻なものへと進化するという
一連のプロセスにあると思うのです。

その結果、得られる「仮説思考の効果」は、生産性の向上です。
ここで言う生産性とは、何と言ってもスピードと精度ですね。

皆さんの仕事も「仮説思考」を持つことで、
スピードと精度を劇的に高めることができるはずです。

そんな仮説思考を徹底的に鍛えてみませんか?

■ そもそも仮説とは何か? ■


具体的な仮説構築の技術に入る前に、まず仮説とは何かについて、考えてみましょう。

 ・ 仮説を体系だてると?
 ・ 思い込みとの違いは?
 ・ 重要なルールは?

■ 仮説の定義

一応、私なりに仮説を定義してみると、、、
「未知の事象に対して、ある程度の根拠をもって、確からしいと思われる洞察」
とでも、まとめられそうです。

そして、その思考プロセスには「積上げ思考」「仮説思考」があると思うんですよ。

・現在 ←→ 将来

現在から、その延長線を引いて将来を考えるのが積上げ思考。
そして、まず将来を仮定して、それを現在に引き戻して考えるのが仮説思考。

・現状 ←→ 目標
・調査 ←→ 結論

その他、目標から現状に引き戻したり、結論から調査を企画するのも、
みな仮説に基づいた考え方だと思うのです。

■ 思い込みとの違い

では、「思い込み」とはどのように異なるのでしょうか?
まず自分の思い込みは、それを「正しいと信じ切ってしまっている」のでは?
それに対し、仮説は「あくまで検証が必要だと思っている状態」だと言えそうです。

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家弓 正彦

株式会社シナプス 代表取締役

マーケティング戦略を中心としたコンサルティング、マーケティングに特化した教育プログラムの提供を行っています。

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