仮説構築の技術(5)~思考プロセス「演繹法」「帰納法」

画像: https://www.flickr.com/photos/franklinheijnen/17190704291/

2015.07.29

ライフ・ソーシャル

仮説構築の技術(5)~思考プロセス「演繹法」「帰納法」

家弓 正彦
株式会社シナプス 代表取締役

将棋の羽生名人は「直観の7割は正しい」と言っています。 「俺の直感では、、、」 こんな言葉が上司のクチから聞かされたら、皆さんはどう思います?  上司の直感だから信じますか?  上司の直感だからこそ、信じられない?(笑)  じゃぁ、自分の直感だったら信じますか?

そもそも、それって本当に直感でしょうかね?
もしからしたら、それは何らかの定石をあてはめて考えていませんか?
あるいは、自らの経験に基づいて考えていませんか?

ここでは、敢えて「直観やひらめきに頼るな!」と言いたいのです。

そもそも私は本当の直感なんて、もの凄く限られた「天才」しか
持ち得ないとすら思っています。
100年も前に宇宙を語ったアインシュタイン級の天才にしか、、、ね、、、(^^)

皆さんは、アインシュタインに挑戦しますか?
それとも、何らかの判断材料をもとに仮説構築に取り組みますか?(^^)

■ 羽生名人の言葉


実は冒頭の羽生名人の言葉は、このように続きます。

「直観は、これまでの対極における経験の積み重ねによって、
 無意識に浮かび上がってくるものだと思う」

良い言葉ですねぇ~。
つまり、何の根拠もない直感ではなく、それは経験に裏打ちされた
判断材料を持ったものなんですね。

そこで、今回は仮説を考える際の「判断材料」について考えてみます。

まず、仮説を考える大まかなフローを考えてみましょう。

<STEP 1>情報 : それは、最初に「情報」をもとに、
<STEP 2>処理 : その情報を組み合わせたり、解釈したりして、
<STEP 3>仮説 : 仮説を組み立てる

これが、仮説構築の基本フローです。
このうち、<STEP 2>の情報の組み合わせや解釈の定石として、
論理学では、この判断には2つの思考プロセスがあると考えられています。
これが「演繹法」と「帰納法」ですね。

■ 演繹法の基本


演繹法とは、
観察事項に対して、一般論や定説とされるルールを適用することで、
結論(今回の場合は「仮説」)が導き出されるという考え方です。

もう少しわかりやすい事例で説明しましょう。

観察事項として「ソクラテスはヒトである」という事象がわかったとします。
そこに、「ヒトは必ず死ぬ」という一般的な定説(?)を適用すると、
「ソクラテスは必ず死ぬ」という結論(仮説)が導き出されます。

 ※なぜソクラテスなんですか?なんて聞かないでください。(笑)
  論理学でよく用いられる事例なんです。(^^;

帰納法の基本
帰納法とは、いくつかのサンプルとなる情報をもとに、
共通するルールを見出して、結論(仮説)を導出する考え方です。

これも事例で、、、

まず、複数の観察事項を挙げてみます。

 ・観察事項(1)「ソクラテスは死んだ」
 ・観察事項(2)「プラトンも死んだ」
 ・観察事項(3)「アリストテレスも死んだ」

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家弓 正彦

株式会社シナプス 代表取締役

マーケティング戦略を中心としたコンサルティング、マーケティングに特化した教育プログラムの提供を行っています。

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