【ビジョナリー・ピープル】

画像: Colville-Andersen

2015.07.07

ライフ・ソーシャル

【ビジョナリー・ピープル】

泉本 行志
株式会社アウトブレイン 代表取締役

もう一度読み返したい本: 【ビジョナリーピープル (Success Built to Last) 】 ジェリー・ポラス、他(著)

ビジネス書の定番である「ビジョナリー・カンパニー」の著者が、視点をカンパニーから、個人レベルに
シフトし、ビジョナリーな人(実現する価値があると信じる何かに取り組んで大きな足跡を残そうとする
人間)をテーマに、永続的に成果を上げ続けている200人以上の人たちとのインタビューをもとに、
その人たちの共通する3つの本質的な要素について書かれた本です。

本書を要約すると、

■ 事業が生まれ出て、長期的に繁栄するかは、その企業の組織構造やビジネスモデルなどでなく、
「個人」レベルの思考と感情から生まれる創造性に強い因果関係がある。
■ その原則を前提とし、永続的な成果を出し続けているビジネス界のビジョナリーな人達を調査・分析し、
その「個人」レベルの共通する特性を探求したのが本書。

■ ビジュナリーな人にとっての「成功」の定義は、一般的な「名声・富・影響力」などではなく、常に新しいもの、価値あるものを生み続け、自分にしかできない成果をあげているという「充実感」そのものである。
■ その「成功」を手に入れているビジョナリーな人を分析すると、共通する3つの本質的要素が存在する。

■ 1つ目の要素は、「意義」。 ビジュナリーな人は、事業をスタートさせる前に、その事業の「意義」を
しっかりと定義している。自分にとっての「生きがい」とは何かを深く考え、個人的な価値観と共鳴するような
事業の意義を見出している。あくまでも「意義」が第一で、方法論はそのあとについてくるという姿勢をもつ。

■ 2つ目の要素は「思考スタイル」。ビジュナリーな人は事業に対して、個人的な使命感と責任を持ち、大義のために自分に何ができるかを常に考えている。たとえ事業の過程で失敗しても、それを逆に糧にして、つらさを感じながらも、自分が創り上げようとしていることの実現のために、自分は欠かせない役割を担っていると前向きに考えている。

■ 3つ目の要素は、「行動スタイル」。ビジョナリーな人は、BHAG(Big Hairy Audacious Goals:大それた目標)を掲げ、周りの人の心に訴え、明確な方向を示す。また、論争を好み、意欲、情熱、意見が交わる創造的刺激を常に求めている。

■ 永続的に成功している人は、これら3つの輪(意義・思考スタイル・行動スタイル)との整合性をとる考えと行動を日々貫いている。

前作「ビジョナリー・カンパニー(Built to Last)」、「ビジョナリー・カンパニー2(Good to Great)」は、偉大な実績を上げる「組織」に関して書かれていたが、本書は偉業を成し遂げる「個人」について書かれているので、企業のリーダーシップ論と成功哲学の間くらいな感覚を受けました。 

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