1️⃣ なぜ昭和の会社では「共感」が語られなかったのか

1️⃣ なぜ昭和の会社では「共感」が語られなかったのか「みんな同じ」で回った時代から、「違う人」と働く時代へ

「あれ? これ、俺じゃん😂」

と思ったわけです。

女性部下から、

「あなたは話を聞いてくれるだけでいいんです!」

と言われたのと、まったく同じだったからです。

会社でも家庭でも、同じことが起きていた。

黒川伊保子さんの話で「なるほど」と思った

その後、黒川伊保子さんの男女のコミュニケーションについての話を聞き、私は非常に興味を持ちました。

黒川さんは、男女のコミュニケーション傾向を説明する際、男性側には問題を発見して、素早く解決へ向かう傾向があり、一方で共感しながら気づきを深めていくコミュニケーションもある、といった整理をされています。

もちろん、

「男は全員こう、女は全員こう」

という話ではありません。

個人差も大きい。

ただ、少なくとも私は、

完全に問題解決側だった(笑)。

そして昭和型の会社は、私のようなタイプにとって、非常に能力を発揮しやすい環境だったのかもしれません。

判断する。

決める。

指示する。

解決する。

成果を出す。

それで評価されたからです。

「イクメン」は、男性の育児参加だけの話ではなかった

だから私は、今振り返ると「イクメン」という社会現象にも別の意味があったのではないかと思います。

単に男性がオムツを替えるようになった、という話ではない。

家庭の中でも、男性が「自分とは違う人の気持ち」と向き合うことを求められるようになった。

妻の話を聴く。

子どもの気持ちを聴く。

自分の正解を押しつけない。

すぐに結論を出さない。

「どうしたい?」

と尋ねる。

これは、後に私が人財育成で学ぶことになるコーチングやカウンセリングの考え方とも、不思議なくらい重なります。

そして「違う」のは男女だけではなくなった

さらに時代は進みます。

女性だけではありません。

若手とシニア。

新卒と中途採用。

正社員とさまざまな働き方の人。

育児をする人。

介護をする人。

外国人。

キャリアアップしたい人もいれば、仕事以外の人生も大切にしたい人もいる。

会社の中から、

「普通の社員」というモデルそのものが消えていった。

こうなると、

「俺もそうだったから、お前もそうしろ」

ではマネジメントできません。

相手が何を大切にしているのか。

何に困っているのか。

何を怖がっているのか。

何を目指しているのか。

まず、聴かなければ分からない。

共感が突然「発明」されたわけではない

ここが、この連載で一番考えてみたいところです。

共感という能力が、最近突然生まれたわけではありません。

昔から、人は人に共感してきた。

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富士 翔大郎

人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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