多くの人は手帳を、「忘れてはいけないこと」や「やるべきこと」を管理するための道具として使っています。しかし、それだけでは手帳は義務の集まりになり、負担に感じやすくなります。 一方で、人は状況や感情によって判断がぶれやすいため、周囲の影響に流されず一貫した行動を取るには、自分の中にある「軸」を明確にすることが重要です。その軸を手帳に書き、日々振り返ることで、迷いや不安がある時にも冷静に判断できるようになります。
手帳に「自分軸」をつくり、手帳をコーチにする
手帳を単なる「備忘録」としてのみの手帳活用を継続するのであれば、手帳は「やらなければならない」リストの集まりになってしまい、次第に書くのも見るのもつらくなっていきます。
手帳を備忘録ではなく、コーチとして捉え、自分を導いてくれるツールにすることです。本来、手帳は自分の味方であり、パートナーなのですから、本来書くのも見るのも楽しく、ワクワクするべきものであるべきです。
そのためには、常に振り返りたくなり、書き込みたくなるような「本来の自分」を手帳の中につくりあげていくことが必要となります。
フランクリン・プランナーをつくりあげた、ハイラム・スミスは、著書『もっとも大切なこと』の中で、「ミッション・ステートメント」「役割」「価値観」の3つを明確にし、手帳に記すことをすすめています。
自分が心から大切にしたいことを発見し、明確にしていくプロセスに「こうでなければならない」ということはありません。
この3つの中から、自分に合った方法を選ぶのが良いでしょう。
自分の思いを文章などでしたため、大きな目標に向かって進みたい人であれば、人生のビジョンや信条、将来成し遂げたいことをミッション・ステートメントとして書くのが良いでしょうし、社会やさまざまな人間関係の中で、自分の責任や貢献を果たしたいと考える人は、役割からスタートするのも良い方法です。
また、普段の生活や仕事において、判断に迷うことがないようにしたい人は、大切にしたい判断基準や価値観を明確にしておくのが良いでしょう。それぞれ、自分への問いを紹介していますので参考にしてください。
・ミッション・ステートメントを記す
- これからの人生において、成し遂げたいことは何か。
- どのような人生を送りたいか。
- 心から情熱を持てるものは何か
- 何をしていたときが、深い充実感を感じたか
・役割を明確にする
- 人生において果たすべき責任は何か
- 自分が心から貢献したいことは何か
- 仕事、家庭、地域社会、個人として、どのような役割を担っているか
- 将来、どのような役割を担うべきか
・価値観を言語化する
- 生きていくうえで、譲れないことは何か
- 自分を一言で表現すれば、どのような人か
- 絶対に後悔したくないことは何か
- 現在の会社を辞めるとき、どのように言われたいか
これらのことを手帳に記し、日々振り返りましょう。当然、修正したり、見直したりすることもあるでしょう。その見直しが、より根深い「軸」を持つことになります。その積み重ねが、人生そのものを変えていくと言っても過言ではありません。
そして、手帳の中に、軸を持つことができれば、判断に迷ったときや岐路に立った時に、手帳は力強いコーチとなってくれます。
さらに詳しく知りたい人はこちらをご覧ください
https://www.franklinplanner.jp/#c_fpl
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2009.10.27
2010.03.20