🔟『残念なDXから抜け出す方法―(Super DX+)という到達点』第10回 DX5.0(Super DX+)が描く未来 ― AI×人間力で、何が変わるのか DXという言葉が広く使われるようになって久しい。 業務はデジタル化され、AIは日常業務に入り込み、 DXはもはや特別な取り組みではなくなりつつある。 それでも、多くの人がこう感じている。 「DXは進んだ。 だが、何かが足りない。」
DX5.0(Super DX+)が描く未来
― AI×人間力で、何が変わるのか
DXという言葉が広く使われるようになって久しい。
業務はデジタル化され、AIは日常業務に入り込み、
DXはもはや特別な取り組みではなくなりつつある。
それでも、多くの人がこう感じている。
「DXは進んだ。
だが、何かが足りない。」
DXの先にある問い
この連載で問い続けてきたのは、
DXの手段や技術ではない。
DXは、どこへ向かうべきなのか。
そして、その先にどんな未来をつくりたいのか。
DXが「導入」や「改善」で終わる限り、
この問いに答えることはできない。
DX5.0(Super DX+)という到達点
私たちは、DXを1.0から5.0までの成熟モデルとして整理した。
• DX1.0:デジタル化・IT導入
• DX2.0:業務効率化・改善
• DX3.0:プロセス改革
• DX4.0:ビジネスモデル変革
• DX5.0:価値・文化・幸福の変革
DX5.0(Super DX+)とは、
企業の変革が、人の生活や社会の幸福へと波及する状態である。
AIは人を置き換えるのではない
AI時代において、
最も大きな誤解は
「AIが人の仕事を奪う」という見方だ。
本質は違う。
AIは、
人がより人間らしい価値を発揮するための拡張装置である。
• 判断の質を高める
• 創造の余白をつくる
• 対話の時間を増やす
AI×人間力とは、
競争ではなく協働である。
DXがもたらす“幸福”とは何か
DX5.0で語る幸福とは、
贅沢や快楽の話ではない。
• 不安が減る
• 選択肢が増える
• 自分で決められる
こうした状態が広がることだ。
DXが社会に浸透したとき、
人は「便利になった」だけでなく、
「生きやすくなった」と感じる。
DXは“人類側のアップデート”
DX5.0(Super DX+)は、
企業の競争戦略ではない。
人類側のアップデートである。
• 誰も取り残さない
• 年齢や地域を越える
• 使える人だけが得をしない
この視点がなければ、
DXは分断を生む。
残念なDXから抜け出すために
この連載で繰り返し指摘してきた
「残念なDX」は、
悪意から生まれるものではない。
多くは、
• ゴールが曖昧
• 人が置き去り
• 顧客が見えない
こうした設計不全の結果だ。
だからこそ、
正しく設計し直せば、
DXは必ず前に進む。
これからDXに取り組むあなたへ
DXは、
一部の専門家のものではない。
経営者、推進者、現場、
そして使う人すべてが
DXの当事者である。
小さく始めていい。
完璧でなくていい。
だが、
目指す未来だけは、フワッとさせてはいけない。
最後に
DXとは、
効率化のための手段ではない。
人が誇りを取り戻し、
社会が少しずつ良くなっていくための営みである。
DX5.0(Super DX+)という言葉が、
その未来を考えるための
一つの“共通言語”になれば幸いだ。
連載完結
『残念なDXから抜け出す方法
―― DX5.0(Super DX+)という到達点』
『残念なDXから抜け出す方法―Super DX+という到達点』
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人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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