チームは変えられます。最初に整えるべきは「共通言語」です

2026.02.17

組織・人材

チームは変えられます。最初に整えるべきは「共通言語」です

齋藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

チームは変えられます。 ただし、最初の一手を間違えると、変化は続きません。勢いだけで走れば、必ず反動が来ます。だからこそ、出発点に「共通言語」を置いてください。

「このチーム、変えたいんです。」

そう口にする人は多い。でも本当は、その一言を言うまでに、ずいぶん耐えてきたはずです。

会議は長いのに決まらない。決めても動かない。空気が重い。新人が元気を失う。

一番つらいのは、みんな真面目で、悪気もないのに、少しずつ疲れていくことではないでしょうか。

私は、ここを強くお伝えしたい。

チームは変えられます。

ただし、最初の一手を間違えると、変化は続きません。勢いだけで走れば、必ず反動が来ます。だからこそ、出発点に「共通言語」を置いてください。

現場には、正しい言葉があふれています。

「主体性」「連携」「責任」「当事者意識」「スピード」

どれも正しい。だから誰も反対しない。だからこそ厄介です。

同じ単語を使っているのに、意味が揃っていない。頭の中の景色がバラバラなまま、“正しさ”だけが積み上がっていく。これが、組織が変われない最大の理由です。

たとえば「主体性」。

それは「勝手に進めること」でしょうか。

それとも「相談しながら前に進めること」でしょうか。

あるいは「言われる前に動くこと」でしょうか。

定義が揃っていなければ、同じ施策をやっても行動が揃いません。行動が揃わなければ、成果も揃いません。結果、“頑張っているのに報われない空気”だけが残ります。

だから私は、変革の入口にこう置きます。

チームのOSを揃える。

OSとは、共通言語です。共通言語とは、スローガンではありません。

「いま何が起きているのか」を、感情ではなく、同じ画角で語るための言葉です。

ここで大切なのは、診断の使い方です。

診断は、点数を出すためのものではありません。

まして誰かを裁くためのものでもない。

現状を映す“鏡”です。

鏡を見て初めて、同じ景色を共有できる。共有できて初めて、次の一手が揃う。

そして、チームビルディングメソッドの核はここにあります。

泥船診断は「今どこにいるか」を一枚の絵で共有する鏡。

3つの壁は「個がチームにとって有能になる」ための鏡。

8要素は「チームが成長するために何を実装するか」を決める鏡。

この三層の鏡を、“点数”として終わらせず、“対話のOS”として機能させる。ここからチームは本当に変わり始めます。

では、今日ここで、15分でできる最初の型をお渡しします。

難しいことは要りません。現場でそのまま使ってください。

① 現象を一つに絞る

「会議が長い」「決めても動かない」「新人が受け身」

今いちばん困っている現象を一つだけ選びます。欲張らない。まず一つです。

Ads by Google

齋藤 秀樹

株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。

フォロー フォローして齋藤 秀樹の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。