チームは変えられます。 ただし、最初の一手を間違えると、変化は続きません。勢いだけで走れば、必ず反動が来ます。だからこそ、出発点に「共通言語」を置いてください。
「このチーム、変えたいんです。」
そう口にする人は多い。でも本当は、その一言を言うまでに、ずいぶん耐えてきたはずです。
会議は長いのに決まらない。決めても動かない。空気が重い。新人が元気を失う。
一番つらいのは、みんな真面目で、悪気もないのに、少しずつ疲れていくことではないでしょうか。
私は、ここを強くお伝えしたい。
チームは変えられます。
ただし、最初の一手を間違えると、変化は続きません。勢いだけで走れば、必ず反動が来ます。だからこそ、出発点に「共通言語」を置いてください。
現場には、正しい言葉があふれています。
「主体性」「連携」「責任」「当事者意識」「スピード」
どれも正しい。だから誰も反対しない。だからこそ厄介です。
同じ単語を使っているのに、意味が揃っていない。頭の中の景色がバラバラなまま、“正しさ”だけが積み上がっていく。これが、組織が変われない最大の理由です。
たとえば「主体性」。
それは「勝手に進めること」でしょうか。
それとも「相談しながら前に進めること」でしょうか。
あるいは「言われる前に動くこと」でしょうか。
定義が揃っていなければ、同じ施策をやっても行動が揃いません。行動が揃わなければ、成果も揃いません。結果、“頑張っているのに報われない空気”だけが残ります。
だから私は、変革の入口にこう置きます。
チームのOSを揃える。
OSとは、共通言語です。共通言語とは、スローガンではありません。
「いま何が起きているのか」を、感情ではなく、同じ画角で語るための言葉です。
ここで大切なのは、診断の使い方です。
診断は、点数を出すためのものではありません。
まして誰かを裁くためのものでもない。
現状を映す“鏡”です。
鏡を見て初めて、同じ景色を共有できる。共有できて初めて、次の一手が揃う。
そして、チームビルディングメソッドの核はここにあります。
泥船診断は「今どこにいるか」を一枚の絵で共有する鏡。
3つの壁は「個がチームにとって有能になる」ための鏡。
8要素は「チームが成長するために何を実装するか」を決める鏡。
この三層の鏡を、“点数”として終わらせず、“対話のOS”として機能させる。ここからチームは本当に変わり始めます。
では、今日ここで、15分でできる最初の型をお渡しします。
難しいことは要りません。現場でそのまま使ってください。
① 現象を一つに絞る
「会議が長い」「決めても動かない」「新人が受け身」
今いちばん困っている現象を一つだけ選びます。欲張らない。まず一つです。
CHANGE
2008.11.08
2008.11.06
2025.09.29
2025.10.22
2025.11.05
2026.02.17
2026.02.08
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事
富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。
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