競争優位性の土俵では、新しい機能やキャンペーンはすぐに他社に模倣され、時間とともにその差は縮まり(優位性が時間と共に減る)、企業は息切れしがちです。 これに対し、共創優位性の土俵では、顧客との共創経験が積み上がり、新たな事前期待が立ち上がり、価値が進化していくため、時間が経てば経つほど、そのサービスでなければならない理由が強化されていきます。
競争優位性の土俵では、新しい機能やキャンペーンはすぐに他社に模倣され、時間とともにその差は縮まり(優位性が時間と共に減る)、企業は息切れしがちです。
これに対し、共創優位性の土俵では、顧客との共創経験が積み上がり、新たな事前期待が立ち上がり、価値が進化していくため、時間が経てば経つほど、そのサービスでなければならない理由が強化されていきます。
共創優位性は時間とともに高まる傾向があり、競争優位性が時間とともに差が縮まるのとは対照的です。競争をやめて共創優位性を高めることは、時間を味方につけることにほかならないのです。
競争優位性の土俵に留まり、疲弊し消耗戦を続けるか。あるいは、共創優位性の土俵へ移行し、顧客の未来と共に成長を加速させるか。その決断と行動を後押しするのが、事前期待という名の羅針盤なのです。
新刊『事前期待~リ・プロデュースから始める顧客価値の再現性と進化の設計図~』
| 提供会社: | サービスサイエンティスト (松井サービスコンサルティング) |
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2015.07.10
2009.02.10
サービスサイエンティスト (松井サービスコンサルティング)
サービスサイエンティスト(サービス事業改革の専門家)として、業種を問わず数々の企業を支援。国や自治体の外部委員・アドバイザー、日本サービス大賞の選考委員、東京工業大学サービスイノベーションコース非常勤講師、サービス学会理事、サービス研究会のコーディネーター、企業の社外取締役、なども務める。 【最新刊】事前期待~リ・プロデュースから始める顧客価値の再現性と進化の設計図~【代表著書】日本の優れたサービス1―選ばれ続ける6つのポイント、日本の優れたサービス2―6つの壁を乗り越える変革力、サービスイノベーション実践論ーサービスモデルで考える7つの経営革新
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