インプットだけで満足していない?陥りがちな「学びの罠」3つ

画像: © 2020 iStockphoto LP

2020.07.07

経営・マネジメント

インプットだけで満足していない?陥りがちな「学びの罠」3つ

グロービス 経営大学院

前回(https://www.insightnow.jp/article/10912)は、なぜ今ビジネスパーソンの「学びの重要性」が高まっているかについてお話しました。 しかし、いざ気合いを入れて学び始めてみても、イマイチ結果が出ていない...そんな方もいらっしゃるかと思います。 そこで今回は、学ぶときに陥りがちな「学びの罠」を3つご紹介します。

有意義な学びに繋げるコツ

「困る」とアウトプットが促進される

「困る」を利用する方法です。

困るからこそ、「あ、やばい」と思って脳が動き出します
困っていないときとは、自分に負荷がかかっていないときです。
数年数十年と、「困っていない環境」で過ごし続けると、能力開発する余地も限られてしまいます。

そうではなく、どれだけ自分を「困る状況」に晒すかが、学びや能力開発において重要なポイントになります。
具体的には、自分を困らせてくれる人の前でアウトプットすることが最も有効です。

たとえば、上司といろいろな議論の場を設けたり、勉強会の場で意思表明したりします。
そうすると、たくさんの突っ込みをもらって「困る」ことになりますが、結果的に学びをますます深めることができるのです。

炎上もフィードバックの1つ

インプットしっぱなしを打破するもう1つの方法は、他者からフィードバックをもらうことです。

学びが下手な人は、フィードバックを拒絶したり耳を傾けなくなったりします。
そもそも、そういう人はアウトプットをあまり行わないため、フィードバックを受ける機会を有さない。
そんな悪いサイクルに陥ってしまいます。

フィードバックをもらうためには、ブログやSNSに自分の意見をアウトプットしてみるのも有効なトレーニングになります。

アウトプットを繰り返すと、たまに炎上することもあると思います。
炎上は見方を変えれば、まさにフィードバックの宝庫に他なりません。

「こういうことには、こんなふうに反応する人がいるんだ」ということが分かれば、それはそれで大きな学びになります。

まとめ

学びには3つの罠が存在します。

第1の罠は「目的意識があいまいなまま」であること。
この罠に陥らないためにも、日々「何のために学ぶのか?」をクリアにしておく必要があります。

第2の罠は「忙しさを言い訳」にしてしまうこと。
忙しいのは大前提としたうえで、自分の時間やエネルギーをどれだけ学びに投じられるかが鍵となります。

第3の罠は「インプットしっぱなし」です。
自分をあえて「困る環境」に追い込んだり、炎上を恐れずに公に意見を発信して「フィードバックを得に行く」ことが重要になります。

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