裕太氏の謝罪では済まない「高畑家」の危機管理

2016.09.13

組織・人材

裕太氏の謝罪では済まない「高畑家」の危機管理

増沢 隆太
株式会社RMロンドンパートナーズ  東北大学特任教授/人事コンサルタント

女性暴行事件の容疑者だった高畑祐太氏が不起訴となり、その謝罪?がマスコミの前で行われました。しかしその模様の異様さから、不起訴にもかかわらず反発も呼んでいます。危機対応の視点から見て、この件の扱いは裕太氏だけではなく、女優の母・高畑淳子さんを含めた「高畑家」の問題として取り組む必要があります。

本来裕太氏が行動すべき基準はここです。ご自分の処遇への不満や、そもそも事件ではないという意識があるかも知れません。しかしそれを裁判に持ち込んで完全無罪を勝ち取れるかどうか、こればかりはどんな優秀な弁護士がついても確実とはいえません。裁判にまで及んだ場合、絶対的な無罪の証明をすることはきわめて難しいといえます。今回不起訴になったことで法的に事件ではなくなりましたが、イメージは何となくもやっとしたものが残ってしまいました。

このネガティブなイメージを消すには、あのような目立った言動はすべて逆効果です。いかに印象に残らないよう、何のイメージも付かないような言葉、外見、行動でおさめるべきでした。そしてそのままスタッフなどの裏方仕事に就き、5年10年という時間が過ぎれば、もしかすれば再び芸能の世界に戻るという可能性もあるのかも知れません。

今回の謝罪になっていない謝罪によって、こうした復帰は遠のいたといえると思います。
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増沢 隆太

株式会社RMロンドンパートナーズ  東北大学特任教授/人事コンサルタント

芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。

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