結果を残してから理念を叫ぼう。

2012.01.12

組織・人材

結果を残してから理念を叫ぼう。

寺西 隆行
(株)Z会 教室事業部特命職

「うちの企業はここが問題だ!」 「もっと社会貢献ができるような企業に生まれ変わるべき!」 想うのは構いません。前向きに語るのも構いません。 でも、自分が属している企業が、自分の考える「べき論」通りの動き方をしていない場合に、企業や、一緒に働く周りを責めるのは、全く持って違います。 自戒を込めて。

企業人で、自らの考えている「べき論」=自分の主観という閉じた世界の中での「理念」=が否定されたときに

・企業に愚痴を言う
(「うちの企業は社会貢献が目的じゃなかったのか!」パターン)

・他の人に愚痴を言う
(「管理職がいくらいっても動いてくれない」パターン)

などとなる企業人は、たいがい、使い物になりません。

人間の理念を突き詰めると、ほとんどの人が「誰かのために役立つ人物(および企業)であるべき」とか、「(法律に違反する、という意味で)悪いことをしてはいけない」とかに行き着くはずです。
そんなの「アタリマエ」ですよね。

じゃ、「アタリマエ」の想いを盾にして、自ら行使したいと思っているすべての企業活動が正当化されるでしょうか?
…そんなわけないですよね。
「自分の提案は法律違反ではない!だからやらないのはおかしい!」
…おいおい、って、誰しも思うでしょう。

自分の提案が企業の中で通らない場合、その人の考える理念(=誰しも共通に思っていそうな「かくあるべき」という思い)を根拠にして、声高に愚痴を言ったり文句をいったりする(ましてや陰で言う/わかる人にだけ言う)人は、誤解を恐れずに言えば、「バカ」です。
組織の抱えている課題を、組織を通じて解決する手法を生み出せない言い訳を、別のところに求めているだけですから。
#自分自身がそうなっちゃいけない、という強い想いの裏返しとして、あえて「バカ」と使っています。

組織の課題を認識していて、動かない組織を歯がゆく思うだけの「理念持ちの人」であれば、問題ないんですよ。
ましてや、地道に、自分のできる範囲で課題解決行動を「具体的に」(つまり、組織の論理に従い、組織で求められる結果と整合性を保ちながら)起こしている人は、賞賛すらされます。

上述の「バカ」は、知恵が足りない、という自己認識が全くない上、他に責任転嫁している点で「バカ」なのです(知恵が足りない、という状況だけで、僕は「バカ」とは決して申しません)。
組織の周りの人を動かせていない、ということは、自らに説得力がない、知恵がないから、なんですよね。
そのようにかけらも思わない人は、「バカ」ということなんです。

理念は、結果を残した人が吐くから、とても説得力があるんです。
結果を残していない人が吐いても、周りは何も感動しません。

お世話になっている人の一人に、石川淳哉さんがいます。
http://dream-d.net/ishijun/
彼は今、自らの会社を経営しつつ、プレイヤーは現場にほとんど譲り、被災地復興に一生懸命…いや、そんな言葉では語れないくらいコミットしています。
「助けあいジャパン」にも深く、深く、関わっています。
http://tasukeaijapan.jp/

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会 教室事業部特命職

幼児から大学生・若手社会人の教育に携わる(株)Z会にて、教室部門にて様々な開発に奮闘中。前任ではWeb広告宣伝・広報・マーケティングなどを担当。 ※本サイト投稿記事は個人の見解です。

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