人事部の「会社観」と、新卒採用におけるミスマッチの関係。

2011.10.14

組織・人材

人事部の「会社観」と、新卒採用におけるミスマッチの関係。

川口 雅裕
NPO法人・老いの工学研究所 理事長

「どの会社を見ても同じようなことを書いてあって、読んでも違いが分らないので、とりあえずエントリーしてみるしかない。」これが学生の本音である。

「自社のことは熟知しているが、相手が学生なので、彼らが分る範囲のことを表現しているだけだ」とか、「採用活動なのであるから、実態そのままを伝えるのではなく、広告的に良い点のみを分りやすく伝えるのは当然だ。」といった反論もあると思う。しかしながら、分る範囲のことやその会社の良い点が、社風や職場環境、仕事に活き活きと取り組む社員の様子といったことしかないはずはない。マーケティングの各種フレームでも、マッキンゼーの会社の7Sでも、同業他社との差異を過去の新聞記事でも参考に明確にするのでもいいが、深く自社を考察した上で、採用広告を作るべきである。でないと、他社と差別化されないので採用も上手くいかないし、学生だって選ぶのに困るし、入ってからミスマッチだと騒ぐことになってしまう。

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「高齢社会、高齢期のライフスタイル」と「組織人事関連(組織開発・人材育成・人事マネジメント・働き方改革など」)をテーマとした講演を行っています。

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