続「仕事をなめるんじゃない。」

2010.04.17

ライフ・ソーシャル

続「仕事をなめるんじゃない。」

寺西 隆行
(株)Z会

前回のエントリ「仕事をなめるんじゃない。」に、「想い」の部分を、勝手ながら付加させていただきます。

・僕の持っているメディアで
・僕の若者たちへの携わり方で
・僕の立場(Z会の宣伝を担当しているサラリーマン)で
・あのタイミングで

ということをすべて斟酌し、最大の社会に対してのコミットの仕方を考えたエントリが1つ前のものです。

いろんな意見をお持ちの方がいらっしゃると思いますが

・あなた自身はどれくらい若者に関与していますか?
・あなた自身の立場でできることはないですか?

を一回斟酌してからのご意見であれば、(良い意味で)意見に対峙いたします。
しかし、そうじゃない意見なのであれば、「表面的に正しい」だけの、コミットしていない方の意見だと考えていますので、その方への「対話」は避けたいと思います。

(突き放すのではなく)若者の「分からない」に寄り添いつつ、そこから「分かる」ようになるまで引き上げることが大切、的な意見は頂戴しました。
はい、そういうことは大切だとは思います。だけど、僕はやれないのです。なぜなら傍にいないから。
そこまでのことをするのは、傍にいる人しかできません。

逆に、「傍にいる人しかできないこと」を「傍にいない人」が、あたかも自分が人格者のように表現するのは、嫌いです。
加えて、そんな言動をする「傍にいない人」が世の中に増え続けている、と感じているので、今回の表現をした、という部分もかなりあります。
(逆に「突き放す」(結果として若者が育っていない)人ばかりの世の中であれば、逆の物言いをしているかもしれません)

コミットしていない人が、(自分より)コミットしている人の、表面上偉そうに見える発言だけを見て噛み付くのは、ある意味言葉の暴力であり、それが暴力と気づかない人がマジョリティの社会は、当事者意識が欠けた社会。
そんな社会にしたくない、という気持ちはとても強い人間だ(僕は)、ということは、皆さんにわかっていただきたいと思います。

注)今回頂戴した意見は、決して僕の揚げ足とりをするとかではなく、その方の純粋な意見として頂戴し、僕も「その気持ち(若者に寄り添いたい気持ち)わかる」という考えの下、とはいえ、と意見させていただいたことも断らせてください。

◆すべてはバランス。

僕が昨日のブログを書いたわけは、怒りからだけではありません。
教育論を振りかざしたいわけでもありません。
社会のため、相手のため、という気持ちだけではありません。
Z会のことを考えていないわけでもありません。

人間である以上、まずは「自分のため」が100%です。
その「自分」が生かしていただくためには、「人間社会」が不可欠です。
だから、「社会のため」という気持ちが発露します。
社会には他人が存在しますので、「少しでも相手のためになりたい」という気持ちも発露します。
会社にお世話になっていますので「Z会のため」という気持ちも発露します。
感情のある人間なので、怒ることもあります。

次のページ「社会に対して」コミットしましょうよ、自分のできること...

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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